2014年 05月 11日 ( 2 )

朝から更新したのはお知らせしたくって

今、とてつもない西洋の野鳥の王様みたいなのが一羽外にいるらしく、ジャングルの夜明けのようなけたたましさで鳴いている。何という鳥なのか、どうしてここにいるのか、どういうつもりで鳴いているのかはわからない。いつも聞こえてくるなじみの鳥の声、例えばムクドリやシジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ(都立の大きな公園が近いので結構、野鳥が多いらしい)みたいなのが合間にちょこっと聞こえて、一層場違いな感じがする。こう書くと、実は自分も環境のいいところに住んでいるんだなと思う。

昨日書いた画家の齋藤芽生さんのことがどうしても気になって朝からネットで調べていました。そしたら、彼女のブログ『隠花微温室』が同じエキサイト内にあることがわかって、早速お気に入りに登録させて頂きました。皆様、是非、覗いてみてください。
最初の記事でご自身の展覧会での美術評論家の山下裕二さんとの対談の話が書いてあるんですが、山下さんに「ウルトラ・ドメスティック」と形容されたところ、その言葉に齋藤さんが「北新宿辺りの雨のアパートで繰り広げられるドメスティックバイオレンスっぽくて、いいですな」と書かれてあり、もうこの一文を読んだ瞬間に「ああ、この人、好きだ」とニヤつきました。ポイントは「北新宿辺り」とか「雨のアパート」です。このワードを選んでくる感覚(簡単に言えば、昭和の暗い淫靡な感じ)が好きなんです、とうれしくなりました。ところで齋藤さんのこの齋の細密な字、彼女の絵のようです(笑)。
齋藤芽生さんは小説も書かれる。絵もいいけど文章もいい。ブログの中に『香星群アルデヒド』という絵と短編小説のシリーズがあって、読んでみたらいいんですよ、コレが。
自分が好きな世界、惹かれる世界というのが絵も文章でもはっきりしている。「こういうのが好きなんです」と惜しみなくばーんと伝えようとしている、そこが“いい”ということです。それから「昭和紅蓮歌謡道」というコーナーがあって、ちあきなおみのことなんかも書かれてありました。昭和な人なんですねぇ。団地というのも齋藤さんを味わうときのキーワードなんでしょう。ということで、Amazonで早速『徒花図鑑』を注文しました。それから乃木坂のギャラリー・アートアンリミテッドにて5月24日まで「香星群アルデヒド」の展覧会があるそうなので、夫を誘って行ってこようと思います。また濃いのに誘っちゃうけど。
なんだか、齋藤芽生さんを知るごとに、勘なんですが、きっと椎名林檎さんも齋藤さんの絵や文章の世界を好きなんじゃないかなと思いました。昔、「娼婦俳人」と呼ばれた鈴木しづ子の句集の帯に推薦文を寄せていましたから、なんとなく(笑)。
生きていると、そして、ダメダメな時期でも、不貞腐れて諦めずにくんくん嗅ぎ回っていると、何かに突き当たるもんです。感謝。
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by zuzumiya | 2014-05-11 09:43 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)

画集に救われる

今日はCDを受け取りに立川のHMVに行ってきた。母の日に娘がモリードレイクのCDを買ってくれたのだ。それから同じビルにあるオリオン書房を覗いた。
最近はほんとうに自分でもどうしたものかと悩んでいるのだけれど、本がまったく読みたくなくて、まあ、周期的にそうなるのだけれど、今回のはやけに長いし、小説もエッセイもダメで、ミステリーでさえも(ミステリーのジャンルはほんとに頭の休憩、娯楽なので)まったく読みたくなくて、頼みの綱の詩や俳句の方もダメで、ほとほと困惑している。
こういう時は気を入れて何かを書こうという気持ちにはならない(日記めいたこの程度のことは書けるんだけど)。つまり、生きているこの日常から何も見つけられない、受け取れないダメダメな時期で、もの凄く自己嫌悪で情けなくなる。
a0158124_142115.jpg例によって、「心ときめくものが何もない!」と愕然としながら、ひたすら売り場をウロウロして、最後に諦めて写真集や画集のコーナーに足を向けた。そうしたら、やっと心が動くものを見つけた。写実絵画の特集をしていて『小尾修画集 痕跡』や『聖なるもの 野田弘志画集』とか『池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福』とかが置いてあって、小尾修さんの表紙の女性など最初は写真集かと思ったぐらいで。でも、写実で描かれた裸婦というのが自分は苦手なことがよくわかった。野田弘志さんの描く果物などの静物画が気に入った。
なんで人物より惹かれるのか、そこには何があるのか、今度図書館で画集を借りて(だって、画集って高いんですもん)じっくり考えてみたい。人間よりぽんと置かれた果物の方に静かな狂気を感じる。

a0158124_1423742.jpgいちばん面白いなと心が動いたのは『徒花図鑑 齋藤芽生(さいとう・めお)作品集』。これはもしかしたら図書館で借りたあと、注文しちゃうかもというぐらい、今興味がある。ネットで調べてみるとこの人は芸大の油画科の女性初の常勤講師だそう。発想が面白くて、絵の説明書きを読んだら、思わずムフッと笑ってしまった。
今はなんだか美術づいてるみたい。明日、早速図書館に行こうと思う。
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by zuzumiya | 2014-05-11 01:44 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)


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