夏が来れば思い出す怖い話

以前からずっと気にはなっていたが、考えないようにしてきたことがある。
夏になれば這い出てくる黒光りのアヤツのことである。そう、ゴキブリ。毎年、あの手この手で殺傷能力の高さを誇る新製品が出てくるが、我が家はここ数年はスプレータイプはゴキジェット、置き型タイプはブラックキャップで対処している。両方ともありがたいことに効果は抜群だ。
で、いつも不思議に思うのは、ブラックキャップを置くと確かにゴキブリの姿を見なくなるのだが、彼らはいったい何処へ行ってしまうのだろうか。いや、逃げていくのではなく、死んでいるのだとしたらいったい何処で死んでいるのだろうか。その場所が非常に気になる。つまりCMで「ゴキブリがいなくなる」とうたうのなら、何処か家の中に外に通じるわずかな出入口があるということになってしまい、そんなものがあるならゴキブリだけでなく他の虫たちも自由に出入りできてしまうことになり、考えると非常に恐ろしい。今いるゴキブリが全部出て行っても、ゴキブリ界に情報が行き渡らなければまた新たなゴキブリたちが入ってくることになる。そんなことよりその出入口を突きとめて塞ぐことが先決ではないか。それから「巣に持ち帰り巣ごと丸ごと一網打尽」とうたう製品、あれもよく考えると怖いものがある。その巣は果たして家の中なのか外なのか、そこが問題である。外であれば外なんだもの、巣ごとだろうと何だろうと死んでくれるからいい。でも、もし家の中に巣を作っていたら…。人の目の届かない手の届かないその巣でゴキブリの一家が何匹もヒックリがえって死んでいるとしたら、そんな死体の山が家の中の何処かにずっと存在しているなんて、考えたらたまったものではない。冷蔵庫の隅からワサワサ苦しまぎれに這い出てきて目の前で次々に裏返って死んでいくのも気色悪いが、実はそっちの方が何処でどのようにしてどれくらいの数、死んでいるのかがはっきりしていいのかもしれない。ゴキブリは見るのも嫌だから考えたくもないと都合よく棚上げして何もはっきりさせないまま「いつの間にかゴキブリ見なくなったわねぇ、よかったじゃない」で済ます方が実は怖いのではないか。

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by zuzumiya | 2018-06-12 21:22 | ちっちゃい器で生きていく | Trackback | Comments(0)
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