エスプレッソとカルピス
予想外に家庭内離婚が長引いているせいで、階下のリビングで映画やテレビが見られず、ここのところ本ばかり読んでいたため、ようやく図書館本が片付いてきた。それでも色川武大のエッセイ、上林暁の随筆集なんかがベッドサイドテーブルには残っている。おあずけ状態の購入本にもちょっとは手を出そうと写真家植本一子の『かなわない』を開いた。以前、興味があって図書館で借りたが、上下二段組のみっちりにあの厚さでその時は根気がなく読了出来なかった。『家族最後の日』と共にあらためて購入して本腰を入れての再読である。が、〈私の撮った写真が遺影になったことが2度ある。〉という出だしからして重たい。暗い。先行きが全く分からない悩ましい家庭内離婚中の私がこのまま読んで行っていいものか、タイミング的にどうなのかと不安になる。それならばと群ようこさんの『働かないの れんげ荘物語』でも読んで、重たいものをのほほんの軽みで薄めてしまえと並行読みを企てた。が、エスプレッソとカルピスを無理やり交互に飲んでいる感じだ。どうなることやら。
by zuzumiya
| 2017-02-20 00:02
| 日々のいろいろ
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by zuzumiya
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