今はまだ死ねない、と思った日
huluで久しぶりにジョン・レノンの映画『イマジン』を見て、丸眼鏡のサングラスが欲しくなった。紫外線は目で感知して皮膚のメラニンに信号を送るという。実はUVケアは目からなのだ。それに偏頭痛持ちは光にも弱い。この季節、横断歩道のシマシマは目にキツイ。ひさびさにサングラス作ろうかな。それにしてもブルーの色なんて、ジョンはお洒落なサングラスしてた。この映画を見るたび、ヨーコさんって可愛い人だなって思う。
猫のももが小さい頃から噛み癖があって、以前は平気で私の手を噛ませてたが、ふとみると手の甲の噛んだ痕や引っかかれた痕がみなシミになってて、ビックリ。手にはシミなんてなかったのに残念。顔のシミより年齢を感じる。最近はももがまた甘えて肩に乗りたがるので背中や鎖骨あたりにも爪痕がある。困ったものだ。
今日、スーパーのレジで焼酎のぶっといペットボトルを2本もカゴに入れているオジサンと一緒になった。キライなタイプだな、と思った。「好きなタイプは?」と訊かれてもなかなか答えられないものだけど、キライなタイプはわかった。焼酎のぶっといペットボトルを一度に複数本買うような男。
非常に遅れてるんだが、huluで「セカンドヴァージン」のドラマを見た。脚本は大石静さん。さすがだった。17歳も年下の男性との恋物語で設定にはややムリがあったが、中年女性の心理はうまく描けていたと思う。NHKも当時大胆なドラマを放送していたんだな、と改めて思った。自分がもう一度20代に戻れたら目指してみたい仕事にドラマのプロデューサーもあるな、と思った。
うろ覚えだが、破滅して死んで行った若い恋人のセリフに「人生はままならないものだったけれど、るいさんを愛したこと、るいさんに愛されたことがほんとうにうれしかった」とかなんとかあったと思うが、今、自分がここで死んだらとてもそんなふうには思えないなと感じた。いつ死んでももういいんだ、それはそれで受け入れられるなんて心の何処かで青臭いガキんちょのように思ってたくせにだ。人生はたしかにままならないものだけど、何にも成し遂げられなかったけど(おそらくこの先どれだけ生きていても)愛の何たるかも分からずに死んで行くのかと思うとしんみり寂しい気がする。自分じゃなくなるみたいに、本気で狂おしく自分を捧げて人を愛したことがあるかと訊かれたら、俯いてしまう。どんなに痛いと言われようが、何かで成功するよりずっと幸せな人生なんじゃないかと憧れる自分がいる。少なくとも今日は。
by zuzumiya
| 2014-05-03 23:46
| 日々のいろいろ
|
Comments(0)
ふだんの暮らしに息づいているたいせつなもの、見つめてみませんか?
by zuzumiya
※このブログの無断な転載はご遠慮願います。
最新の記事
「満ちてゆく」いい歌だなぁ |
at 2024-03-20 16:28 |
裏切り者の春 |
at 2024-03-17 11:16 |
そんな夜もある |
at 2024-03-16 19:48 |
なんとかならないものか |
at 2024-03-16 13:17 |
ネガティブ→ポジティブ |
at 2024-03-16 08:52 |