カテゴリ:日々のいろいろ( 648 )

私、見てたから

朝の通勤の途中で時々会うジョギングおばさんがいる。毎朝ではなく、一週間に一度でもなく、まるで不定期で、会う時は立て続けに3日も会うがその後はピタリと会わなくなって、やる気があるのかないのかよくわからない人なのだが、時間のかげんで私は必ず彼女の後ろを自転車で追う感じで出会う。初めてその後ろ姿を見かけた時は、中年らしくTシャツから丸見えのお尻が四角く垂れていた。スロージョギングで走る内股のスパッツからはみ出たふくらはぎは真っ白で、ソックスの跡が付きそうなくらい柔らかそうにぶよぶよしていた。そんな姿を晒してまで頑張って路上に走り出てきたおばさんに「やれやれ、続くのかい?」とため息が出た。案の定、翌々日からピタリと会わなくなった。その後はたまに姿を見かけたが、私の中では「お遊びさん」と軽んじられ、あんまり気には止めなかった。次第に会わない日々が多くなり、おばさんの存在も忘れていった。ところが今朝、なんと私の自転車の先に例のおばさんが走っているではないか。その後ろ姿に「おおっ」と私はどよめいた。あの白くてぶよぶよのふくらはぎは日焼けをして浅黒く、筋肉がついてししゃものようにテカっている。尻は、というと、まぁいくぶんか締まったみたいで0.5まわりほどは小さく見えた。いったい何処で走っていたのだろう。コースを変えていただけでおばさんはちゃんとジョギングを続けていたのだった。思わず「効果出てますよ!私、見てたからわかるんです!」と声をかけたくなったが、見ず知らずの人に突然そんなこと言われたら、うれしいより引くよなと思い、何食わぬ顔で自転車で追い抜いて行ったのだった。



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by zuzumiya | 2017-09-19 15:23 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)

私の流儀

ついこの間入ってきたばかりの新人が、といっても私より5年も経験があって、子育てのブランクを挟んで保育士に戻ってきたような人なんだが、積極的な笑顔と気さくな話しかけで緊張をほぐしてあげていたら、もう人を舐めて(経験年数が多いとわかってから態度が違ってきた)、堂々とクラスの掃除を端折っていたことがわかり愕然とした。どうも仕事が速いと思っていたら、知っていてまるまるやらないでいた、というのである。確信犯なのだった。ひでえ〜。新人のくせに、漏れ聞こえてきた噂話に首を突っ込んでくるし、元からいましたよ的な、馴染みきった態度のデカさがちょっと鼻についてきた頃だった。やるべき仕事をやらないで笑ってそう白状するなんて、なんて図々しい、なんっつうやつだと内心軽蔑し、怒ったけれど、彼女の立ち回りのうまさというか、力の入れどころ、抜きどころの絶妙さというかを思って、これなら世間を上手に渡っていけるだろうなと羨ましいような、そしてその正反対な位置にいる私のバカ正直さと不器用さを痛ましく思った。そして気づく。ああ、私は正真正銘エレカシのファンなんだ。誰かに見られていなくとも正直に汗水流して掃除機かけているこの私は「今日持っているチカラは惜しみなくぜんぶ出し切ろう」と心に決めている。それは「体の全て使い尽くして死にたい」と歌う宮本浩次をアッパレだと思うから。余力は残さない。これが私の流儀だぜ。


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by zuzumiya | 2017-09-15 23:48 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)

保育士あるある2

休憩時間は寄ってたかってほぼ親の悪口、批判ばかり。「親としてどうなの?」と声高に言う人ほど我が子はおばあちゃんが面倒みていて、家に帰るとご飯が出てくる恵まれた人。
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by zuzumiya | 2017-09-13 21:05 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)

耳カキストと鼻ホリスト

読書の時、時々耳かきで耳をホジホジするのが好きである。そういう人はたいてい綿棒なんかじゃ物足りなくて、竹製で綿毛のぼんぼりの付いた正統派耳かきをご使用と思う。私もアレで耳道の側面をぐるっと掻くのが趣味的に好きだ。私の耳は両方とも粉耳。毎日耳を掻いているとわかるのだが、両耳の耳道の幅の広さやカーブが違う気がする。右耳はわりとストレートに耳かきしやすいように伸びてくれているが、左耳は狭い。なんだか骨なのか耳くその塊なのか障害物があって、カーブが急である。耳かきというのはお医者さんに言わせるとあまりやらない方がいいらしい。耳道を傷つけてしまうそうだ。耳くそは本来、寝ている間に自然にホロリと落ちてくるものらしい。だから、放っておいても耳道は自動的に!キレイになるはずである。あんまり信じられないが。
私がこんなに耳かきをするようになったのは夫と付き合い始めてからだ。彼は風呂上りには必ず綿棒で耳を掃除する。風呂でふやけて耳くそが取りやすくなるのか、耳にそんなに水が入るものなのかと考えていたが、そのうち私もその習慣を真似するようになった。人が静かに座って耳を掻いている姿というのは実に気持ちがよさそうで、ついこちらもやってみたくなるものだ。それに風呂上りに耳の穴を掃除しないのは全身キレイになっていないで忘れ物をしているような、フケツなような気もしたのだった。
それから妙な癖がついた。耳の中が別段、痒いわけでも不快感があるわけでもないのだが、なんとなく、手持ちぶさたな時、読書の時、耳を掻いてしまうようになった。机やベッドサイドテーブルの上には必ず耳かきの棒が乗っている。で、掻いていると、左耳の障害物が気になってしょうがない。骨と言われれば骨なのかもしれないが、私にはどうにも長年たまった耳くその塊のような気がしてしまう。何故なら少し強く引っ掻くと大きめの粉の欠片が取れたりするからだ。子供の頃、私はおばあちゃん子だったために耳かきをしてもらった記憶がない。時々いとこの家に泊まりに行くと目のいい叔母さんが膝枕で耳かきをしてくれた。だからきっと耳くそが長い間たまって固い塊を作っているに違いないと思える、いや、耳かきが趣味なもはや“耳カキスト”にとっては、もうそれは骨ではなく耳くその塊であってほしいのだ。そこに何かわからぬ、ぶち当たる壁か塊があるかぎり私はこれは「耳くそなんだから」と信じてひたすらごりごりとやり続けるのである。いつの日かぜんぶ取ってスッキリしてやるぞと思いながら。と同時に、私は耳を掻きながら妄想する。掻くのもいいけど、超極細の注射針のような筒を持つマイクロミニの耳専用掃除機が出て、それで耳の穴のなかをスススーッと吸い取ったらどれほど気持ちいいだろうかと。もちろん、メーカーはダイソンである。
余談だが、夫は鼻の穴の掃除も頻繁だ。こう書くと清潔感が漂いキレイ好きのようだが、実はただの鼻くそ掘りの“鼻ホリスト”である。掘りすぎて鼻の穴は広がり、親指だって入るし、私と相対して電車に乗っている時、自宅と勘違いしていきなり鼻を掘り出して人差し指がぐるりと真上を向くまで車内であることに気づかなかった。時々鼻くそを深追いして鼻道を傷つけ鼻血を出す。そういう時「決壊したっ!」と騒いで慌ててティッシュを丸めているが、そういう時はただのアホだ。

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by zuzumiya | 2017-09-09 10:59 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)

何やら流れて行きました?

さぁ、休日だ、今日は何しよう、とりあえず読みかけの本を、と読み始めたところで、階下から夫のくしゃみ。ヘックション、ヘックション、ヘックション…。随分と続くなぁ、ありゃ風邪か?、アレルギーか?と本から気がそれる。ようやく止まったとホッとしていたら、ほどなくして隣家の台所の窓からヘックションと奥さんの声。奥さんもくしゃみが続く。驚くやら可笑しいやら。目には見えないなにかがコッチからアッチへひと筋流れて行ったのかもしれず、思わず立ち上がってサッシを閉めた。もう、すっかり秋の空です。
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by zuzumiya | 2017-09-09 07:31 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)

保育士あるある〜

名無しの衣服はまず嗅いで、その柔軟剤の匂いで持ち主を当てる鋭い嗅覚を持ちながら、オムツに出ているウンチに気づかない。





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by zuzumiya | 2017-09-09 00:09 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)

チャックベリーな猫

昔、文章を書き始めた頃、猫のエッセイだけは書くまいと心に決めていた。なんていうか、有名な作家さんであってもペットの我が子自慢というか、ペットへの溺愛ぶりをダラダラ書くのはなんだか親バカみたいで恥ずかしいものと思っていた。しかし、気がつけば何かというと猫のことを書いている。困った困ったと迷惑オブラートに包んで溺愛ぶりを披露していると思われているのであろうな。
うちのももちゃんは野良猫だったので飼い始めてしばらく経った頃、お腹に寄生虫がいるのがわかった。ウンチに小さな細っこいミミズみたいのが出るのである。本人も相当気持ち悪かったのか、ももちゃんはそれ以来、ウンチをしたあと、そこいらの敷物(ラグや玄関マット)やソファーの座面で肛門をスススーッと擦って文字どおり尻拭いをする癖がついた。その姿は、片足上げたチャックベリーのギタープレイのよう。当然、マットには茶色く一本筋が付く。これにはまったく参って、見つけると毎回げんなりしながら消毒スプレーを吹きかけて雑巾でこすり取ってきた。ある時、テレビで爆笑問題のチビデブさん(失礼、名前を忘れました)の方の飼い猫がやっぱり尻を擦り付けると言って、そのVTRが流れたら、思わず「チャックベリーだ!」と声をあげてしまった。ももちゃんとまったく同じスタイルで尻を擦り付けていたのだ。チビデブさんの猫もほとんど洗わない(シャンプーしない)というところまでよく似ていた。
尻スリスリもゲロも場所を選んではくれない。イケヤで買ったお気に入りの読書椅子の座面でももうずいぶんと尻スリスリをやられている。座面の布の毛羽立ち感が尻を拭くのにちょうどいいらしく、飛び乗るたびに必ずやる。そのたびに慌ててリセッシュをスプレーする。ベージュやオフホワイトだったらと思うとゾッとする。ネイビーを選んでおいてよかった。

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by zuzumiya | 2017-09-07 23:28 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)

設定、おかしくない?

サントリーの「オールフリー」のCM「なんてね篇」を見ていて「アレ?」って思った。「休みは、昼から」っていうキャッチフレーズなんだけど、おかしいよねぇ。だって「オールフリー」ってノンアルコールでしょ?しかも、休みなんでしょ?休みだからこそ、昼から普通のアルコール入ったビール飲んだっていいわけじゃん?なんか、設定おかしくない?昼からビール飲むのに抵抗ある人が多いなんていうデータでもあんのかな。でもさ、CMの設定では自分の家だぞ。いいじゃん、ビール飲めんじゃん、ねぇ?
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by zuzumiya | 2017-09-05 20:17 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)

キョンキョンのエッセイ

実は、私は小泉今日子のファンである。といっても、アイドル歌手時代ではなくて、女優になってからの彼女のファンである。久世光彦がキョンキョンを認めて使い、久世ファミリーの一員になったというのも大きい。昔、ananとかにもエッセイは書いていたと思うし、書評なんかの仕事もしていた思うから、もともと文章力はある人だったんだろう。第33回の講談社エッセイ賞をもらった『黄色いマンション 黒い猫』を読みはじめている。ただのタレントエッセイじゃないんだろう。中に大女優で名随筆家の沢村貞子さんが好きと書いてあったのにもうなづける。同世代だし、これから読むのが楽しみだ。



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by zuzumiya | 2017-09-04 21:02 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)

美容院に行くトキメキを下さい

そろそろ美容院に行きたい。だが、いつも二の足を踏む。
なぜなら、自分で自分の髪型をこうしたいという明確な説明ができないし、そもそも髪型のイメージがいつもきちんと湧いてこないのだ。今の髪の長さで出来うる自分に似合う髪型にどういうのがあるのかよくわからない。どうしても仕事柄、こざっぱりしたスポーティーな髪型になってしまい、普段は髪のことなど意識もしない。じゃあ「今の髪型の短いのにしてください」では美容院に来たのにやっぱりどこかつまらない。今よりちょっとは良くなりたいという変身願望はこの私にもあるのである。こういうウジウジの中途半端な気持ちで美容院に行くとだいたいいつも納得が行かない髪型にされて帰ってくる。例えば、中学生のバレー部みたいな髪型だったりする。ショートといっても50を過ぎてそれはないだろう、あそこは下手くそだ、美容院かえたい、と憤る。でも、また新しい美容院を探すのも賭けみたいなものだから、面倒くさいのだ。で、下手だと分かっている美容院に諦めと惰性で通い続けるのである。
先日、ここでティルダの髪型をやってみたいと書いたが、娘に一笑された。ツーブロックなんぞティルダの美貌があってこそ、なのだ。似合うわけがない。美容院で働いたことのある娘は「この髪型にして下さい」とお客に手渡される女優やモデルの雑誌の切り抜きに腹の中で「どの面下げて言っとるんじゃ」と思っていたそうである。やっぱりそうなのだ。美容師さんたちは優しい笑顔の仮面の奥でお客のとんでもない高望みを「よく言うわ」と嘲笑っていたのだ。そういう裏事情を知ってしまったからなおのこと、美容院へ行くのが億劫になった。ほんとうは「シェフのおまかせ」のように腕の立つ美容師に髪型もおまかせしたいところなのである。で、ひと眠りして、出来上がって眼鏡をかけたら、鏡にオシャレな自分が映っていて、ワッと驚きたいのだ。でも、きっとそんなふうにうまくは行かないだろうから、一応最低限の条件は伝えておく。箇条書き程度なら言えるのである。
①手がかからないこと。
②仕事に差し障らない程度に個性的であること。私らしいこと。
③着る服を選ばないこと(髪型を変えたら持っている服とそぐわないのは困る)
④似合っていること。これがいちばん大事であった。
②の私らしさについては得意の営業トークで探ってくれればいい。訊かれれば出来るだけ答えよう。眼鏡をかけていること、スカートや花柄は好まず、いつもジーンズにスニーカーである、なんてことも私らしさである。どうだろうか。4つの条件さえ満たしてくれれば、あとは何だっていいのである。というか、もう百歩譲って似合えば何だってOKだ。
初見でその場で私に似合う髪型をすぐに考えろ、というのも実は酷な気がするのでこんなのはどうか。あらかじめ私の写真を美容師さんに渡しておいて、予約は一週間後とする。つまりは私の髪型を考えることを宿題にしてあげるのである。候補を3つぐらい考えておいてくれそうじゃないか。どうだろう。「開店以来の変な客、来た〜」と引かれるかもしれないが、こうまでしないと納得が行く髪型に至らない気がする。


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by zuzumiya | 2017-09-03 02:37 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)


ふだんの暮らしに息づいているたいせつなもの、見つめてみませんか?


by zuzumiya

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