カテゴリ:わたしのお気に入り( 197 )

夏が来れば思い出す

私は昭和な女なもので、夏といえば蚊取り線香で、ボディーシャンプーといえば、シーブリーズなのである。髪の毛だって、どんなにごわついたって揃えのシーブリーズのリンスインシャンプーで洗う。神奈川生まれだが、別に湘南のサーファーだったわけではない。でも、それでも、私にとっての夏のシャワーにはシーブリーズの爽快感が絶対欠かせないのである。で、問題は、今の季節。日中は残暑の名残でまだまだ汗をかくが、朝方はタオルケットじゃ寒くて寝てられないようなこの時期。昼間は蝉が鳴き、夕方にはコオロギたちの大合唱となる今頃。ほとんど夏の終わりかけのこの時期に悩ましいのが洗面所の戸棚に残っているシーブリーズの詰め替え用パックなのである。9月の声を聞いて、浴室のボトルにはほぼ満タンに入っていて、戸棚にもうワンパックずつ残っていることの焦りったらない。気候が涼しくなってからのシーブリーズのメントールの冷ややかさほど調子っぱずれな頓珍漢なことはないのである。シャワーを浴びるたび「ちがうなぁ」とうめかねばならないことの情けなさ。シーブリーズはカブトムシの飼育ゼリーと同様、夏の盛りのあくまで季節商品なのである。なんとしても10月までシーブリーズをもたせるわけにはいかないのである。
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by zuzumiya | 2017-09-06 22:36 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)

こんな映画と音楽、気に入ってます

a0158124_0244539.jpg今日はジャームッシュの映画『パターソン』を見に行くことにした。息子に駅まで車で慌てて送らせ、無事、時間通りの電車に飛び乗って上映時間の40分前には新宿に着いた。ちょっと喫茶店で軽く昼食をとってから行ったら、もう満席で見られなかった。甘かった。昨日が初日で永瀬正敏の舞台挨拶まであったその翌日の日曜日である。新宿だし、4年ぶりの新作だし、ジャームッシュファンが駆けつけて当たり前なのに、30分切っての入館でチケットを買おうなんて、どうかしていた。これぞ地方ボケである。しかたがないから、武蔵野館で掛かっている第二候補のベトナム映画『草原に黄色い花を見つける』を2時間待って見ることにした。見られなかった『パターソン』のパンフレットを買い、冷房のきいた館内から出ずにパンフレットを熟読して予習しようと思った。だが、だんだん寒くなってきて急遽カーディガンを買いに向かいのビックロに行ったりした。「なんて日だ!」と内心、悪態をつきながら。
『草原に』の館内はお年寄りばかりが目立った。ベトナムのひなびた農村地帯が舞台で、青々とした田んぼの広がる畦道を子どもらが無邪気に走って行ったりすると、どことなく昔の日本の貧しい田舎の風景と似ていて、お年寄りたちは自分の幼かった頃を重ねて見ているのだろう。笑いが出たりしている。私はどちらかというと田園風景の詩情より『青きパパイヤの香り』や『夏至』の方が好みで、それはたぶん、私がインテリアに興味があるせいだと思う。話としては悪くはなかった。
a0158124_025473.jpg館内にあった次回作のチラシで『ポルト』という映画があって、これにもジャームッシュが製作総指揮で関わっているというので、『ギミー・デンジャー』の後の公開(9月30日)だから、8月から9月の武蔵野館はジム・ジャームッシュ月間である。どんどん出かけて行こうと思う。
a0158124_030414.jpg音楽はまた「雨と休日」から1枚CDを買った。今年の夏は雨や曇天ばかりで夏らしい日差しが少なくて、立秋を過ぎ夏休みが終わる今頃になってようやく強い日差しが戻ってきている。去りゆく夏をぎゅっとかみしめようと『bahamian ballads』(アンドレ・トゥーサンのベスト盤)を買った。一挙に部屋がカリブ海のゆるさに包まれて、「おお、これぞ夏!」って感じで、思わず歌声にステップを踏んだ。ワールドミュージックに興味がなかった昔が嘘のようだ。これでしばらくは陽気にいける。
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by zuzumiya | 2017-08-28 00:30 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)

ジャームッシュの新作2作に期待。

a0158124_0371376.jpga0158124_0373899.jpgジム・ジャームッシュが4年ぶりに新作を撮ったそうです。その名も『パターソン』。詩が好きなバスの運転手パターソンの何気ない日常の暮らしを描いたお話みたいです。“日常映画”という言葉で紹介されていました。いいネーミングです。前作のインテリ吸血鬼のカップルのお話もすごく私好み(ティルダ様が出ているし)だったけれど、今回は平凡な、でも愛おしい日常というテーマが何よりエッセイ好きな私にはツボなのです。日常をどうチャーミングに撮るか。それは監督が日常の暮らしのどこに目をつけて素敵だとか恩寵だとかを感じているか、その人間の感受性やものの考え方がもろに出ますから、映画としての演出や脚本力というよりジム・ジャームッシュという人物の人間性をわりとスムーズに窺い知れる作品ではないかと私は期待しています。詩人がふつうの日常の暮らしの中に詩を見つけるように、きっと日常にはいろんな素敵なものが散りばめられているんでしょう。そういう観察眼だったり、感受性だったり、それらが自由に伸び伸びと働く心の余裕だったり、そういうものを本当は誰でも持っていて、そういう自分にさえ立ち返れば、お金を払って特別な何処かに行かなくても、制限ばかりの今いる此処が幸福のありかになる。そういうふうに日常の見方を変えてくれるから、私は文学でも身辺雑記的なエッセイを好むんですが、ただ何でもない日常を“作品”ばえするためのテクニックはきっとあるんでしょうね。なんてったってジャームッシュですもんね。イギーポップのドキュメンタリー映画も9月には公開だそうで、そちらももちろん気になっています。ジャームッシュは前作も新宿は武蔵野館でした。武蔵野館さん、ありがとう。




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by zuzumiya | 2017-08-26 16:52 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)

おすすめ海外ドラマ『VINYL』

海外ドラマにハマることはあんまりないんだけれど、ミック・ジャガーとマーティン・スコセッシがプロデュースした70年代のNY の音楽業界のお話となると見ずにはいられない。『VINYL』(ヴィニル)Huluで10話完結、当時のいろんなバンドや歌手やアーティストのそっくりさんが出てきて演じてくれるので面白かった。さっきネットで調べてわかったが、お話の中に「ナスティビッツ」というパンクバンドが出てくるが、そのヴォーカルがカッコいいなと思っていたら、なんとミックとジェリー・ホールの息子、ジェイムス・ジャガーだという。もう30歳なんだと。


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by zuzumiya | 2017-08-24 22:50 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)

「more records」がお気に入り

埼玉の大宮にある「more records」のオンラインショップの試聴が楽しい。
「雨と休日」も試聴ができて助かるのだが、そことはコンセプトが違ってあらゆるジャンルの音楽が揃っていて、自分にとっての新たな音楽の「好き」が見つかる。ARLTというフランスの男女2人組のアルバムも小粋で良かったし、フォーキーソウルというジャンルのJames Tillmanの「silk noise reflex」の歌声も心地よかった。ボーカルの入った洋楽は普段、部屋で読書するためあまり流さないが、漫画や雑誌なんかを開いたり、ネットを見てたりする時には邪魔にならないからたまには買おうかなと思う。「more records」のスタッフのセンスあるセレクトは大いに助かっている。おすすめである。

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by zuzumiya | 2017-08-12 06:24 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)

死んだように眠れる音楽

「この世を去る60分前に聴く最後の音楽」という大胆にも挑戦的なコンセプトに惹かれて「Ending Music」というコンピレーションアルバムを買った。落ち着いたピアノがメインのアルバムはうんとこさ持ってはいるが、何せ「死ぬ前に」しかも「60分前」って時間も指定して、つまりはアルバムは天に召されるその瞬間に向ってそういう曲順で収められているんだろうということで、あまりにそそられるから買ってみたのである。で、一曲目はこれから死にゆく者がどういう心持ちになっている設定なのかは想像しがたいが、美しいかなり情緒的なピアノ曲であった。アンドレ・ギャニオン的な、はっきりと覚えられるメロディラインで、思い出が走馬灯のように駆け巡るシーンでも表しているのか、やけに美しくきらびやかな感じ。「みなさん、今までありがとう。私は幸福でした」と言わんばかりの盛り上がり。でも、はたと「これから私は死にゆくのだ」と思い出すと「人生の最後なんだからこれくらいいいのか」という気にもなる。で、聴くというよりいつものように読書しながら聞き流していたら、やっぱり猫どもはすとんと寝ちゃうわ、私もトロトロになるわでまさに死んだように眠れそうな音楽でした。一番最後の曲、すなわちこの曲を聞きおえたら私は死ぬという曲の感じは……何度聞いても覚えていない。最後まで聞き終われずに意識が飛ぶ。そういうところも妙にリアルです(笑)。埼玉は大宮にあるCDのセレクトショップ「More Records」から買いました。寝苦しい夜のお供にどうぞ。
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by zuzumiya | 2017-08-03 22:56 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)

ティルダとボウイ

ハリウッド女優の中で誰が好きかと問われたら、迷わず、ティルダ・スウィントンと答える。彼女はデビッド・ボウイの若い頃によく似ている。実は彼女の横分けのツーブロックの刈り上げのショートヘアは私の憧れだ。やってみたい。
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by zuzumiya | 2017-07-30 19:25 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)

こういうギターアルバムが欲しかったの

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Bill Brovold&Jamie Saftの『Serenity Knolls』という二人のギタリストの競演アルバムが最高カッコいい&心地よい。エレクトリックギター、ドブロギター、スティールギターで醸し出す“ゆらめきとたゆたい”の音色。くぅーんと脳みそが引っ張られる。私が出会った過去最高のギターアルバム。バーボンの酒臭い髭面男とやわらかいベッドでゆっくりとキスを交わすような感じ。




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by zuzumiya | 2017-06-28 22:08 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)

休日はじぶんらしく

三角みづ紀さんの詩、かくたみほさんの写真を知る。
谷郁雄さんのエッセイとよしもとばななさんのエッセイを購入。
バスキアとダイアン・アーバスの映画を観る。どちらも3度め。

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by zuzumiya | 2017-06-11 19:12 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)

給料日前夜のふにゃける音楽

明日は給料日という日の夜、私はウキウキしながらオンラインショップを覗く。
そこは「雨と休日」。穏やかな音楽ばかりを集めたCD屋さん。幾つかのカテゴリーやテーマに沿って店主の寺田俊彦さんが心地よい音楽をセレクトしてくれている。私の音楽ライフはほとんどここ「雨と休日」と渡辺亨さんのガイドブック「音楽の架け橋 快適音楽ディスクガイド」と雑誌ブルータスの特集「気持ちいい音楽」(2011年11月15日号)に頼っている。「雨と休日」でよく覗くテーマは「夜中ひとり」とか「おやすみ前に」をメインに「夕暮れの音楽」「宵を楽しむ」「ゆっくり深呼吸」「珈琲音楽」「心鎮める音楽」「読書に音楽は要りますか」あたりをウロチョロしている。アルバムのなかの幾つかの曲は数十秒の試聴ができるので全体の雰囲気を掴むことができる。あっちへ飛んだりこっちへ飛んだりの、このちょこっと試聴(映画も予告編ばかりを見るのが好き)が楽しくて、給料日前夜はほとんどネットで音楽を聞いている。気になるアルバムが見つかると「ねえ、これどう思う?好き?」なんて、ベッドにいる二匹の猫に訊く。うちの猫はロックも聞くが、ほんとうは静かなピアノかギターの曲、子守唄のような優しい女性ボーカルものを好むようだ。その手の音楽をかけていると決まって気持ちよさげにすやすや眠ってしまうから。今夜も気づくとベッドの上でこれでもかとばかりに体を伸ばして幸福そうな寝顔を見せている。ということは、今までの選曲がグッドだったということ。気になるアルバムは3枚もあるが、給料日には1枚だけと決めている。猫と私が思わずふにゃける音楽。どれにしようかなぁ。


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by zuzumiya | 2017-05-30 23:35 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)


ふだんの暮らしに息づいているたいせつなもの、見つめてみませんか?


by zuzumiya

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