2017年 09月 03日 ( 1 )

美容院に行くトキメキを下さい

そろそろ美容院に行きたい。だが、いつも二の足を踏む。
なぜなら、自分で自分の髪型をこうしたいという明確な説明ができないし、そもそも髪型のイメージがいつもきちんと湧いてこないのだ。今の髪の長さで出来うる自分に似合う髪型にどういうのがあるのかよくわからない。どうしても仕事柄、こざっぱりしたスポーティーな髪型になってしまい、普段は髪のことなど意識もしない。じゃあ「今の髪型の短いのにしてください」では美容院に来たのにやっぱりどこかつまらない。今よりちょっとは良くなりたいという変身願望はこの私にもあるのである。こういうウジウジの中途半端な気持ちで美容院に行くとだいたいいつも納得が行かない髪型にされて帰ってくる。例えば、中学生のバレー部みたいな髪型だったりする。ショートといっても50を過ぎてそれはないだろう、あそこは下手くそだ、美容院かえたい、と憤る。でも、また新しい美容院を探すのも賭けみたいなものだから、面倒くさいのだ。で、下手だと分かっている美容院に諦めと惰性で通い続けるのである。
先日、ここでティルダの髪型をやってみたいと書いたが、娘に一笑された。ツーブロックなんぞティルダの美貌があってこそ、なのだ。似合うわけがない。美容院で働いたことのある娘は「この髪型にして下さい」とお客に手渡される女優やモデルの雑誌の切り抜きに腹の中で「どの面下げて言っとるんじゃ」と思っていたそうである。やっぱりそうなのだ。美容師さんたちは優しい笑顔の仮面の奥でお客のとんでもない高望みを「よく言うわ」と嘲笑っていたのだ。そういう裏事情を知ってしまったからなおのこと、美容院へ行くのが億劫になった。ほんとうは「シェフのおまかせ」のように腕の立つ美容師に髪型もおまかせしたいところなのである。で、ひと眠りして、出来上がって眼鏡をかけたら、鏡にオシャレな自分が映っていて、ワッと驚きたいのだ。でも、きっとそんなふうにうまくは行かないだろうから、一応最低限の条件は伝えておく。箇条書き程度なら言えるのである。
①手がかからないこと。
②仕事に差し障らない程度に個性的であること。私らしいこと。
③着る服を選ばないこと(髪型を変えたら持っている服とそぐわないのは困る)
④似合っていること。これがいちばん大事であった。
②の私らしさについては得意の営業トークで探ってくれればいい。訊かれれば出来るだけ答えよう。眼鏡をかけていること、スカートや花柄は好まず、いつもジーンズにスニーカーである、なんてことも私らしさである。どうだろうか。4つの条件さえ満たしてくれれば、あとは何だっていいのである。というか、もう百歩譲って似合えば何だってOKだ。
初見でその場で私に似合う髪型をすぐに考えろ、というのも実は酷な気がするのでこんなのはどうか。あらかじめ私の写真を美容師さんに渡しておいて、予約は一週間後とする。つまりは私の髪型を考えることを宿題にしてあげるのである。候補を3つぐらい考えておいてくれそうじゃないか。どうだろう。「開店以来の変な客、来た〜」と引かれるかもしれないが、こうまでしないと納得が行く髪型に至らない気がする。


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by zuzumiya | 2017-09-03 02:37 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)


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