暮らしのまなざし

2017年 03月 17日 ( 2 )




郷愁の「The Rose」

a0158124_1384435.jpg鶴橋監督の影響でベット・ミドラーの「Experience The Divine」というグレイテストヒッツアルバムを出してきて聴いている。「Do You Want To Dance?」はもちろん、私の好きな「When A Man Loves A Woman」や聴くたびに涙腺をやられる「The Rose」が入っている。特に「The Rose」はいつの頃だろう、リリースが今調べたら1979年だというから14歳の中学生の頃だ。ある日、おそらくは日曜日のような休日の昼下がり。床に寝そべってラジオのFENを聞いていた。当時は洋楽に興味を持ち出した頃で、英語もわからないくせにラジオはいつもFENだった。トップテン番組だったかもしれない。「The Rose」の静かなピアノが流れてきた。何だかすごく悲しいような、でも同時に揺るぎない強さを感じる美しいメロディーと歌声に、歌詞が何にもわからないのに聴いていてつつーっと涙が流れた。「The Rose」を聴くたびに、あの日、寝そべりながら、台所で動いているおばあちゃんに気づかれないように涙をそっと拭って鼻をすすっていた14歳の多感な自分が昼下がりの柔らかい光の中に見えてくる。もう少し大きくなって、曲が使われていたジャニスの伝記映画も見たし、さらには歌詞の日本語訳も読んだ。「ああ、そうだったのか」と曲にまつわるいろいろを知って行ったが、そんなこととは別に私の中で「The Rose」にはいつでも郷愁のような懐かしさを感じてしまう。失われてしまってもう戻れないのに、あの頃はそうとも知らずに毎日を特別とは思わず、何ら疑いもせず、退屈やらちょっとした不満やらにくるまれてぬくぬくと暮らしていたんだなと。幸せってそういう時間の過ぎ方をすることを大人になった私は知っている。


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by zuzumiya | 2017-03-17 23:30 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)

萎れたビオラ

朝、見たときは元気に咲いていたのに、昼過ぎに見たらクシャリとぜんぶ萎れていた紫のビオラ。慌てて水をやった。霜をかぶっても強い花だと聞いていて、実際にそうであったが、あんなに萎れていると無事にもち直してくれるか心配だ。花ってこういう裏切り方をする。いや、潔い死に方というべきかな。
昨日、離婚届をもらってきた。窓口の職員がなぜか声を小さくして書き方の説明をしてくれた。用紙をもらってきただけなのに、なぜか気分が落ち込む。たぶん、別居前、一度、私が差し出した離婚届に夫は判を押していたという過去の事実がそうさせるのだ。あの時、すでに二人は終わっていたんじゃないかと何度も考えてしまう。
日曜は母の家に行く約束になっている。電話をかけると「今ある(金のある)私は私の行いでこうなった。(貧乏な)アンタはアンタの行いが悪かったからだ」と言われた。子どもを4人も生んで捨てて自分のためだけ考えて生きてきたくせに、そのすべてが「よい行いだった」と捨てた子どもに言わしめたいのか。金は貰えたが、金以外の方法で愛情は貰えなかった。「そんなんだから、私はあなたをいまだに心の底から信じれないでいるのよ」と言いたかった。日曜に行くのに気が重い。





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by zuzumiya | 2017-03-17 13:39 | ちっちゃい器で生きていく | Trackback | Comments(0)

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