暮らしのまなざし zuzumiya.exblog.jp

ふだんの暮らしに息づいているたいせつなもの、見つめてみませんか?


by zuzumiya
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あけましておめでとうございます。そして、はじめまして。

岡部伊都子さんの随筆に「銀の細工」という短い文章があります。
クリスマスが近づいた花屋に売られているモミの木、そしてそれを飾る愛らしいデコレーションの数々。ツリーがそこここに置かれた街の、賑やかで楽しげな描写に読んでいるこちらも心浮き立ってきます。ところが、岡部さんは最後にこう書くのです。

「でも、この銀いろに輝く飾りの細工は、こういう遊びの余裕などまったくもてない苦しい家庭の、暗い家の中での内職でできています。むせかえるような真夏の間に、汗をふきふきこのデコレーションを作った人たちの上に、どうかいいクリスマスがきてほしいものです。」

一瞬でしゅんとしてしまいました。浮かれ上気した顔に、ぴしりと冷たい水を掛けられた気持ちがしました。このちょっと怒られたような、何とも言えない後味の悪さ。
岡部さんの最後の三行のようではなく、クリスマスの人々の幸福を願う文章はいくらでも書けます、見かけます。わたしも書いてきました。でも、これほどまで胸に突き刺さって、あれこれと考えさせられた文章はありません。
わたしの目は見ているようで、何も見ていなかったのではないか。見ることを支えているその人の生き方、その人生の来し方……。見るとは、なんと人生ぜんぶで獲得することなのでしょう。わたしのこれまでとこれからの人生で、自分のまなざしはどれほど鍛えられるのでしょうか。
後味の悪さは、岡部さんの文章ではなく、たぶん、この遙かなる課題にあるのでした。

ブログを始めるにあたって、タイトルをいろいろと考えていたときに、どうしてもこの「まなざし」という言葉を使いたくなりました。
もっと、きちんと、自分の生きているまわりを、暮らしのなかを、見つめてみよう、観察してみよう、それから考えてみよう、そう思いあらためてのことです。

「暮らしのまなざし」は4つのコーナーに分けて書いていきます。


1、400字のエッセイのコーナー・・・「日々のことづけ」

わたしから始まる伝言ゲームだと思って下さい。ふんふんと読んでくれたあなたが、もし笑顔になれたら、また他の誰かにことづけてみてください。
そして、ときどきはコメント欄からあなたの想いや発見もわたしに送ってください。
まるで、お楽しみ会のプレゼント交換のように、笑顔の生まれることばが人から人へと伝わっていけたら、きっと少しずつ、何かが変わっていくでしょう。
あした、もっと明るいほうへ。


2、おすすめのコーナー・・・「わたしのお気に入り」

わたしの好きな本や絵本や映画や音楽、いろいろを紹介します。
生きてきたなかで見つけた、宝物をあなたと見せ合いっこしたいです。
子どもの頃のように、一緒におでこをくっつけて、手のひらをそっと広げて。
そしてまた、それぞれの人生の中へ探しに出かけましょう。


3、毎日のなかのいろんな想いを伝えたい・・・「日々のいろいろ」「わたしみたいなあなたへ」

「わたしみたいなあなたへ」は「蛇のしどろもどろ」という以前のブログで書いていた、わりと好きなミニエッセイをこちらでも紹介するつもりで始めました。タイトル名が気に入っているので、もしかしたら、今後は「日々のいろいろ」というタイトルをやめて、「わたしみたいなあなたへ」のタイトルで書いていくかもしれません。


4、あなたに贈る言葉・・・「降ってきた言葉たち」

「日々のことづけ」まで発展しないけれど、日々の暮らしのなかで、ふと思いついた(ひらめいた)言葉をノートの走り書きのようにつぶやいています。


5、自分自身を客観視すれば・・・「ちっちゃい器で生きていく」シリーズ

エッセイほどかしこまっていない自己紹介。それとも本音紹介といいましょうか。いや、自虐ネタといいましょうか。「ほんとは私、こういう者なんです」



明日もまたここで、あなたに会えたらうれしいです。
どうぞ、よろしく。

                                  
しょうのかずみ
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by zuzumiya | 2010-01-01 00:00 | ごあいさつ | Trackback | Comments(0)