よだかがここにもいた
今日、早見和真さんの『イノセント・デイズ』を読み終わって、これに似た話を私は知っている、と思った。辻村深月さんの解説まで読み進めて、自分では宮沢賢治の『よだかの星』だと確信した。自分が以前書いた『よだかの星』の感想(2010年の2月25日)を再び読んでもみた。深月さんと同じく「美しい」という言葉も使っていた。主人公田中幸乃の最期の姿は星になろうとするよだかのように私には思える。『よだかの星』の物語を大事に想っている方々に『イノセント・デイズ』をおすすめしたい。
by zuzumiya
| 2017-10-15 17:15
| わたしのお気に入り
|
Comments(2)
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cmr8114
at 2017-10-20 16:13
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お誕生日おめでとう。「うれしい歳じゃないわよ」と言われそうだけど、美しくしわくちゃに、たれさがっても凛々しく生きていきましょう。お互いにね。いつか逢えますように。
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zuzumiya at 2017-10-22 09:36
お祝いの言葉、素直にうれしかったですよ。女性はみんな「おめでとう」と言われてああいう言い方をしがちですが、照れてるだけです。だって、この世に生まれてくれて出会えてよかった、ありがとうのニュアンスだって入っていると信じてる(信じたい?)はずだから。だから私は誕生日は殊更、大切にしています。生まれて来れなきゃ、私の今まではなかったわけで。苦しいことも悲しいことももちろんいいこともあったけど、それら乗り越えて今の自分がいる。それをみんなであらためて凄いことだ、よく生きてきた、これからもよろしくね、って自他ともに認めるイベント、大事ですよ、どう考えたって。桐野夏生さんの『だから、荒野』は誕生日の日に夫をはじめ家族に素っ気なくされて車で突発的に家出しちゃう主婦の話ですが、気持ちはよくわかります。先輩も奥様の誕生日には心を込めて「おめでとう」を言ってあげて下さい。ありがとうございました。
ふだんの暮らしに息づいているたいせつなもの、見つめてみませんか?
by zuzumiya
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