暮らしのまなざし

先生が辞める時

今年もそろそろ年度末が近づいてきた。
どこの園でも辞める先生たちがいて、早いところではもう来年度のクラス分け、担任が決まっていることだろう。
いつも思うのだが、先生が辞めるというのは保育園でも幼稚園でも学校でも、寿退社や介護退社、夫の転勤や家の購入、引越しなど以外はおそらくは人間関係じゃなかろうか。保育や教育の現場では考え方、価値観の違いが致命的だったりする。夫婦仲が悪ければ子どもがうまく育っていかないように、ペアを組む先生との相性、保育観、教育観がすごく大切になる。大人だから表面上はなんとか取り繕っていても、実際はいろんなところで漏れ出て、子どもやクラスの雰囲気に影響してしまうものだ。子どもは総じて力関係、序列というものに敏感である。クラスリーダーにはビビって逆らわないが、それ以外にはワガママをぶつけてきたりする。そうやって人を見る。甘えを使い分けている。クラスという小さな集団で自分の居場所を確保し、日々を生き抜くために身につけていく知恵なのだろう。そういうことを逆手にとって「私の言うことは聞くんだから、あなたの言うことを聞かないのはあなたの能力がないせいよ」とこれ見よがしに威張るリーダーはおかしい。子どもとのそれぞれの関係性は違って当たり前なのだから互いに良いところを認め合い、足りない所はフォローし合わないといけない。先生が辞める時というのは、小さな職員室で誰ひとり仲間が信頼できなかった、心からの味方が誰もいなかったという絶望感、内側からの問題なんじゃないか。子どもや保護者が嫌い、面倒ということではないと思う。足の引っ張り合いで、支えたり支えてもらったりの関係がなかった、というのが本当のところなんじゃないだろうか。

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by zuzumiya | 2017-03-15 23:32 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)
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