Eテレが攻めていく
教育テレビ(Eテレ)を見る率が高い。美術番組やら園芸番組、料理番組、ドキュメンタリー、ベニシアさんもそうだし、文芸紹介などの教養?番組。先日、たまたま番宣で目にした「趣味どきっ! 幸せになる暮らしの道具の使い方」のテキストの表紙の感じが松浦弥太郎さん時代の暮しの手帖社から出ていた「暮らしのヒント集」に似ていて、あれれ?と気を引いた。表紙の雰囲気もそうだが、テーマの方も「暮らしの道具の使い方」ときている。なんかテレビの番組が雑誌の真似事をしはじめた、と思った。で「そうか!」と感じるものがあったので見てみることにした。
そしたら番組の進行が、モデルで女優で自らも雑誌の編集をしている菊池亜希子ちゃんがなんと「ライフスタイルマガジンの編集部員」という設定で出てくるのである。まんま、である。内容も映像の撮り方もまるで「クウネル」や「アルネ」の世界である。
ふーん。雑誌で今まで受けた(受けている)ことを映像化するだけでそのまま番組になっちゃうんだ、これからはと思った。雑誌は近年ほんとに売れなくなってしまったらしいが、ならば同じテーマ、内容のものを媒体をこえて映像でやってしまえば新たな番組企画になるとテレビ側が気づいちゃったらしい。テレビが雑誌を追いかけて喰っていこうとしている。今のEテレの実力ならなんとか上手に出来てしまうようだ。「美の壺」なんて番組も考えてみれば実はすごく雑誌っぽいのである。
ならば「カーサブルータス」や「Pen」みたいな雑誌のお洒落なインテリア、お宅拝見的な番組も作って欲しい。乙女が喜ぶ雑貨屋さんとか、カフェでなく純喫茶を巡る東京のお店発見や街歩き番組、大人の男のための下町居酒屋巡りの番組とか、個人的には絵本紹介の番組があったらいいなと思う。雑誌の企画になりそうなものをテレビがどんどんやっちゃう。Eテレならやれちゃう気がする。
by zuzumiya
| 2017-01-22 22:45
| 日々のいろいろ
|
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by zuzumiya
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