暮らしのまなざし

開けたら閉める

寒い日が続く。
我が家の飼い猫のももは、揃えた両足をぐいと横に引いて、襖を開けることができる。
その礼儀に則った開け方は、まるで「失礼します」と挨拶して入ってくる旅館の女中さんを連想させ、見つけると笑ってしまう。ただ、ももは襖を開けることはできても閉めることができない。これが実に厄介なのである。リビングで夫と二人、映画を見ている。暖かな部屋にすーっと一迅の冷気が走る。「なんか、さみーなぁ」とぼやく夫。もしやと思って見に行くと、台所の襖が10センチばかり開いている。「ももだった」と報告するやいなや「ももーっ、開けたら閉めろよな!」とリビングの何処かに隠れているももに怒鳴る夫。「まあまあ、空気の入れ替え、空気の入れ替え」といなす私。続いて夫が決まって「気が利かん猫だ。あいつも閉めることを覚えなきゃならん」とくる。誰が覚えさせるねん。こういう会話がこの冬何度交わされたことか。
ももよ、開けたら閉めてくれるとものすんごく助かるんだけれど。でも、そんな猫この世にいるんだろうか。

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by zuzumiya | 2017-01-09 19:50 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)
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