暮らしのまなざし

明けましておめでとうございます。

年末は物欲の嵐が吹き荒れて、ネットで注文してばかりだった。枕元に本と一緒にiPadミニが置いてあるのがいけない。すぐに本を放り出して買い物に走る。今だって、冬の夜に部屋に流しておきたいピアノのCDがあったり、新たに見つけたロシアの女性写真家の写真集が美しくて気になったりするが、以前のように啄木の詩を思い出して自制心を呼び起こそうとするも、アレレ?、起き上がって本棚に行かなければ啄木のあの自制の効いた詩が思い出せない。なんてこった!(ベッドから出て調べてきます)
そうだ、これだ。
「考へれば、ほんとに欲しと思ふこと有るやうで無し。煙管をみがく。」
この心理ほんとに私よくわかるの。どれがいいかなって迷いながら、頭の隅では「何を買ったって満たされやしないんだろう?」って思っている。私の買い物にはいっつも少しの虚しさが混じっている。煙管ないから、黙って眼鏡でも拭いてりゃいいのに。
で、啄木の詩もわかったことだし、今年は気をつけようと思う。本を静かに読んでいようと思っている。昨年末から吉田篤弘さんの短編に嵌った。彼の本は冬の夜に寝床で読むのがいい。『台所のラジオ』良かったです。それから平松洋子さんのエッセイ『彼女の家出』を少しずつ読んでいる。平松さんは比喩のしかた、飛ばせ方がなんとなく石田千ちゃんとかぶるような時もあって読んでいてつっかえたものだが、この本ではそれがない。すらすらと行く。すらすら行きすぎる感もあってちょっと吉田さんに負けている。雑貨が好きで寺地はるなさんの『ビオレタ』も読み始めたが、これも吉田さんに負けている。井上荒野さんの『綴られる愛人』なんて本棚に入りっぱなしだ。吉田さん、やっぱり冬に強い。映画では歌ものの『God Help The Girl』が可愛かった。最近は映画のインテリアを見るのが好きで(しかも雑貨のような細部)、『アメリ』のように見直したい映画もある。一方で80型の大画面で『ターザン』や『ジャングルブック』の迫り来るゴリラを見て興奮した。これからはエイミーワインハウスのドキュメンタリーが楽しみだ。って、年頭なのになにダラダラと書いてるんだ(笑)。
今年は酉年。庭の木の枝に余ったミカンを刺していたら、シジュウカラやメジロ、ヒヨドリが来て喜んで啄ばんでくれるので、ついにホームセンターで野鳥用の丸めた餌と吊るす餌入れを買ってしまった。今日これから取り付けるつもり。元旦の外は今日も晴れ。餌をせがむように、もう鳥の声がする。
今年も自分で自分を楽しませるぞ。みんな、しあわせに。





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by zuzumiya | 2017-01-01 08:50 | ごあいさつ | Trackback | Comments(0)
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