暮らしのまなざし

「なからん」ヘビロテ、中毒な私。

a0158124_78993.jpg「RAINBOW」も「TEKUMAKUMAYAKON」も面白いけれど、やはり私が聞いた当初から惚れ込んでいるのは「なからん」。最初の始まったとたんのベースがもう「きたな」っていう感じで、こういう退廃さが好きでたまらない。メロディがとにかく素晴らしい。歌詞も好き。アルバム最高の曲に推す。「なからん」の退廃さ、甘い悩ましさ、陰鬱な中の美。ずーんと堕ちていくベース、すべてを掻き乱すギター、つむじ風のように吹きすさぶストリングス。中年になって「なからん」と同じ心境になったこともあり、歌詞もしみじみとくる。
「流れゆけひたすら 流れゆけ時よ」がもうね、たまらない。目を閉じてひたすら堕ちていく感じ。
こういうの生み出せるから、もう無条件に宮本浩次に心底惚れちゃうんだ。
私、この曲を映画で見た時「メランコリア」と歌っているように聞えた。ま、そのくらい、どうしようもないくらい暗い重い曲であってもそれはそれでいいと思ってた。沼に深くあたたかく沈み込んでいくような、ちょっと死のイメージもかするような。で、出来上がったアルバムの曲はあの時と比べてストリングスの力が強く出て、“美しく、壮大に”仕上がってた。個人的には映画で受けたひたすら陰鬱なイメージの方が好きなんだけど、でも、それでも「なからん」の真髄は退廃だから、私はひたすらこの曲を愛しています。

宮本浩次って男は、マジに“風が吹いている”という言葉とそこにのせるメロディの合致のさせ方がほんとにいつも上手い。いいよね、この「なからん」の“風が吹いている”の感じも。あと、“彷徨う”の歌詞とメロディの、魂のよろめきかげんも(笑)。アルバムを買うたびに大好きな一曲がはっきりとわかる。受け取れるこの幸福。
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by zuzumiya | 2015-11-20 22:21 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)
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