暮らしのまなざし

いまの私に必要なのは

a0158124_171044.jpga0158124_174626.jpg連休をお給料の減る心配なく休めるのは正社員ならではだ。ありがたい。
とはいえ、うたた寝で見る夢はどれも保育園の夢。早く日誌を書かねばならないのに、どうしてもひとりの子どもの様子が思い出せずに頭を抱えている。首元にうっすら汗を書いて深夜に目覚めたときの気持ちは、体中の血管に砂が詰まったようなどんよりと重たいもの。ストレスという言葉が頭を過る。
何とかして気分を変えねば、自分らしい自分、本来の自分に戻らねば、そう思って本屋に出かけた。しかし、どの本をとっても読みたいという気分にならない。ものの数行も読めずに置いてしまう。
写真集もダメ、漫画もダメ、絵本もダメ…。何も心に響いてこない思いのほか重症な自分に驚き、落ち込んで諦めかけた頃、「すてきなあなたに」のポケット版(文庫版よりやや大きいサイズ)が新しく暮しの手帖社から出ているのを見つけた。出ている4冊ぜんぶを大人買いした。小説のような長い物語はもう読めない。ベッドに寝転がって手にとって、その時たまたま開いたページから読んでいけるごく短い小品。しかも、このいつもの日常を書いたささやかでつつましやかなエッセイであること。私が書きたい世界は、いつだってそういうもの。
日常のなかの小さな豊かさ。幸福になれるかどうかはこの世界のものの見方でしかない。夢と呼べる夢はなくなったが、なりたい自分は変わらずにある。そこだけはまだぶれていないようだ。
この連休はhullで映画と「すてきなあなたに」を読んでいこう。それとCDと本の断捨離と花の植え替え。それから、エレカシの『復活の野音』。
「雨と休日」のオンラインショップから素敵なCDを買った。以前にも紹介したが、Essie Jainの「Until The Light Of Morning」。大人のための子守唄といっていい。気持ちがとても落ち着く。我が家の猫も娘もこのCDをかけているといつのまにか、すやすや寝入ってしまう。なんていうか、今の私には寂しくもなく悲しくもなく、ただ静かで穏やかに時がゆったり流れるこういう音がいい。特に7曲目のピアノの曲は、遠い日の記憶という言葉が浮かぶ(何かを思い出すわけではない)。なぜだか惹かれて繰り返し聞いている。自分を立て直す、そのことだけに私は人生でほんとうに多くのお金を使ってきたとつくづく思う。
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by zuzumiya | 2015-05-04 01:10 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)
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