かばんを持ったら、さよならだよね
毎日朝7時半に家を出て、夜の8時、9時に仕事が終わる。早番だろうが遅番だろうがこれじゃ同じである。書くべき書類の数々、それらの注意、直し…。書類ばっか書いてて疲れてしまい、実際の保育がなおざりになりはしないのかな、なんて思ったりする。
私が上がる時間がきて、さあ、帰るかとかばんをクラスのロッカーから取り出すと、
必ず子どもたちが寄ってきて、バイバイと言って手を振る。それがなぜだかとてもせつない。別れというもののどうにもならなさを毎朝、繰り返し母親との別れで知ってる保育園児だからか、今の今まで一緒に遊んでいた1歳4ヶ月の子どもでも笑って「もう行く時間なんだね。じゃあ、またね」とつぶらな瞳で“見送って”くれるのだ。この「かばんを持ったら、さよならだよね」の気持ちの切り替えどころが、なんとも健気というほかなく、胸をきゅんとつかまれる。
保育園に来て、大人に足をすくわれるけど、子どもに助けられている。
今日も子どもたちに会いに行こう。
by zuzumiya
| 2015-05-01 05:53
| 日々のいろいろ
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by zuzumiya
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