失敗か成功か

今朝の日曜美術館で陶芸家、川喜田半泥子という人の特集をやっていた。
銀行の頭取の傍ら、趣味で陶芸を始めて、後に“偉大なる素人”と呼ばれた陶芸家だそうだ。“雪の曙”という代表作の紹介時に、たしかナレーションで「普通なら失敗と捉えてしまうものも…」という言葉があって、ハッとした。この作品は縁が切れてしまっているし、碗の腹には支えた指のあとがきっちり残ってしまっている。でもそれが雪の上の足跡のようにも見え、縁のやわらかな切れ目は雪溶けのやわらかさを想起させる。何より命名のセンスが素晴らしい。で、何にハッとしたかといえば、芸術家にとって、失敗か成功かは何より自分で決める、ということだ。他人はそこに一切介入しない。それにすごく自由さを感じて、「ああ、そうだった、そういうものだった」と心が洗われた気がしたのだ。
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by zuzumiya | 2015-02-08 16:44 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)
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