曇り空にはチェロが似合う

a0158124_11432521.jpg休日の楽しみは映画と音楽と読書がほとんど。
映画はhuluの古いやつでもいいし、プレステから新作を買って見てもいい。
いつでも見られるというのはとても嬉しい。今日は「イヴ・サンローラン」を見た。
音楽が良くてサントラを探したがなく、そのまま興味は音楽へと傾く。
「雨と休日」のオンラインショップへ行っていろいろと試聴する。これからの寝苦しい夜を和らげてくれるような澄んだ声の子守唄を一枚見つける。エッシー・ジェインのアルバム(写真上)。猫のももは彼女の声で気持ち良さそうに眠ってしまった。
a0158124_11461478.jpgそれから、私の住む部屋は9階で、母の好みでサッシのガラスも透明にしてあるので(普通は下半分は擦りガラス)見晴らしがよく(つまりは覗かれもする)、いつでも空に浮かんでいるようだから、私たち家族は実に天気に左右されやすい性質になっていて、特に梅雨時の曇りの続く日々は気持ちも陰鬱になりがち。
でも、今日、ふとチェロの音が恋しくなって(たぶん、サンローランの映画の影響だろう)、いくつかアルバムを聴いてみたら、意外と薄曇りの空にチェロがよく合って、ぼんやり空を見ながら聴き入ってしまった。チェロのアルバムは持っていないわけではないけれど、チェロというのは非常に美しいが、同時に心の底に溜まっている悲哀の澱のようなものをかき乱す力を持っていて、メロディがあまりに短調すぎると世界が悲劇に満ちて、たちまち息苦しくなってくる、鬱々としてくる(笑)。だから、静寂と美しさと悲哀のバランス(まさに人の孤独に添うべきバランス)が非常に大事で、そういうバランスのとれたいいアルバムがないかと探していた。一枚、コレかなというのがあって、購入しようかと迷っている。ダニー・ノーバリーの『八月の光』(写真下)。
なぜ迷うか。だって、もうすぐ、あと数日で梅雨が明けて、空は光に満ちてしまうから。夏の夜にチェロは重すぎて似合わない。秋まで棚深く仕舞われるのが目に見えている。でも、チェロの音は曇り空に似合う(欧州的なのか)がわかって、今日はよかったか。
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by zuzumiya | 2014-07-21 11:48 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)
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