オバサンとは何ぞや

最近、ぼんやり思う。この国で女が年をとっていくことって、どういうことなんだろうと。
そこに希望はあるのか、と。
子育てと家事と仕事に追われ、何とか子供を社会人に仕上げて、ようやくひと息つけるかという頃に閉経を迎えて、容貌もカラダももはや女の役割を終えたと突きつけられ「はて自分は何者か?」と鏡を見ながらふざけて自問している間に、今度は親が倒れて老親の介護が始まる。気がつけば夢は人生の波間に消え、贅沢できたり安心できるほどの金もなく、ふと傍らを見ると自分の若さも人生という時間も惜しげもなく捧げ尽くした男(夫)の成れの果てがあって、それでも医学の進歩で平均寿命までまだあと何十年も生きなければならない。
この国の男たちに限らずオスというものはみな、本能的により若いメスを捕まえて種を残そうとするから、若いということが女性の絶対的価値としてあり、特に日本はヨーロッパのように大人の成熟に重きを置かず、若さに媚びてばかりいるロリコン社会だから余計にそうで、この国で女として用がなくなった者は、結局は(主婦としても妻としても)労働力として社会に在るしかないんだろうか。夫に尽くし、子供に尽くし、老親に尽くし、尽くしづくしで人生の大半を生きてきて、その行き着く果てもまた労働力として社会に尽くして、そのくせ社会はオバサンと蔑むのだから、辛い構図にため息がでる。そう考えると、オバサンたちがどんなに周りに「図々しい」「恥ずかしい」と思われようが、ふっ切って、やけくそになって、自分の人生をそこから楽しもうとするカラ元気はわからないでもない。更年期を迎えて、本格的にオバサン期に突入した私。「オバサンはどうして作られる?」「オバサンとは何ぞや」と今、本を読んだりしながら考えている。
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by zuzumiya | 2013-07-20 10:12 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)
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