音楽がいいCMはそれだけで残りやすい

昔から車のCMでHONDAはそれが抜きん出て上手かった。車なんて結局、走らせて撮るか止まってるのを撮るか、デザインの優れた部分部分を撮るか、タレントや風景の凄さで逃げるかみたいな、どの車も車としての見せ方にあまり違いは作れないものだけど、だからこそ音楽というのは大事で、その車の持つムードとかステイタスとか、人で言えばキャラクターにあたるものを付けていくのに非常に重要だと思う。
車に詳しくないので、きちんと車種車名まで言えないけれど、昔のシビック(これは不思議と車名まで覚えてる)のルイ・アームストロングが歌った“What a Wonderful World”とか、颯爽と荒野を走る馬の群れの中から一台の車がすーっと走り出てくる(これは残念ながら車名は忘れてしまった)CMで使われた“ボレロ”とか、印象に残っていて、選曲センスがいいなあと思った。音楽好きな詳しい人がチームに加わっているんだろうと思って感心していた。昔はいい映像にいい音楽のお洒落なCMが多くて、絶対自分には作れない類のものだったから、憧れだったなあ。
その後、車のCMでいいなと思ったのは、HONDAではなく、JAGUAR。
いつのものだったか、もちろん車名もわからないのだけど、流れていた音楽がよくて、調べようとメモした記憶だけあって、今あらためて調べてみたら、クリス・アイザックという歌手の“Wicked Game”という曲だった。実はこの曲、インストの扱いでデヴィッド・リンチ監督の映画「ワイルド・アット・ハート」の挿入曲だったらしい。見ていたはずなのに気づかなかった(でも、実にリンチ好みの曲!)。
とにかく、CMではこの曲のせいでJAGUARの車がやけに色っぽく艶かしく映っていて、“大人のゴージャス”を見せつけられた感じでカッコよかった。車なのにネコ科のジャガーっていうのも粋で、あの時は「乗るならJAGUARがいいな」なんて思ったものだった。

そして、久々にCMの音楽で「やった!」と思ったのは、今流れているHONDAのアコード・ハイブリッドの“セダン愛・登場篇”。歌っているのはカナダのビッグバンドの歌手で
マイケル・ブーブレ。曲は“Feeling Good”
このCMはとても計算されて作られている。歌詞の合間にCMのナレーションを入れて、歌詞の意味との相乗効果を上げて、特に歌詞の「Good」の時に合わせてアコードの車が出てくるあたり、ニクい編集だし、大きく“セダン愛”のテロップと共にジャジャ~ンって感じでビッグバンドの演奏が始まって、登場感をぐっと盛り上げる。「アコードハイブリッド誕生」のナレーションの背後にも「I’m feeling good」とナイスな位置でナイスな言葉が響く。「やられた~」と思った。その歌詞というのがこちら。
「It's a new dawn
It’s a new day
It’s a new life
 For me
And I’m feeling good」
いかにも“誕生”にふさわしい歌詞。ほんとに素晴らしい選曲だし、見事な編集だと思う。
音楽を大事にしてきたHONDAのCM健在!って感じで、見るたびにうれしくなる。
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by zuzumiya | 2013-06-30 18:20 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)
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