名付けようのない気持ちを抱えて生きてみる

年さえとれば、もっといろんなことがはっきりとわかって、自分の中できちんと整理がつくものだと思ってきたけれど、最近はそうではないなと思うようになった。
何でも白黒つけたがる性分だったのに、ま、それが一種の若さなのかもしれないけど、今の私はグレーのまま曖昧のまま生きることをなんだかよしと思っている。なんでもかんでもはっきりくっきりさせることに躍起になって起きてくる不幸、波風っていうのもあるんじゃないかと思う。名付けてしまうことで枠をあてがって「ああ、こういうことなんだ」って安心することもたしかにあるけれど、枠におさめてもう考えなくなるのも、今の私はなんか違う気がしている。
母の一生を時々考えてみる時があるのだけれど、年をとってみて「もしかしたら、母もその時こんな気持ちだったのかなぁ」って思うことがある。
じゃあ、それは即“同情”とか“許す”とかの言葉にいちいち置き換えられるのかっていえば、そうでもない。うまく言えないが、その枠には入らない、収めたくないような、収めてしまったらもったいないような気持ちなのだ。“同情”でも“許す”でもなく、じゃあ、何かといえば、語彙が少ないからうまく言えない。
でも、名付けようのないやんわりした気持ちがただぼわぼわっと湧きあがってきて、なんとなく母に寄っていって添っているっていうイメージも、いいんじゃないかと思う。もしかしたら、私がさらに生きていくうちに、ぴったりする言葉に出会って、今の私の気持ちを振り返ってうまく説明できるかもしれないし、この気持ちがどうなっていくのか曖昧なまま一緒に抱えてもっと生きてみたいなと、それは未来の自分に楽しみな感じがして、なんだかいい。
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by zuzumiya | 2012-12-14 16:48 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)
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