いつもの自分に戻してくれる本〜毎日のなかから見つけよう〜

a0158124_14361271.jpga0158124_14354599.jpg私が文章を書くうえで心がけていることは、マイナスなメッセージのものはなるべく書かない、発信しないようにしようということです。ただでさえ、テレビをつければ誰かが誰かを殺めたとか、どこかの国で争いが絶えないとか、暗い悲しいニュースばかりが流れてきます。そんなニュースが蔓延している世の中を傷つかずに生きていくのはまず無理なのですが、でも、ひとりの人間が神様からもらった朝から晩までの一日という暮らしの中には、悪いこと、嫌なことばかりじゃないと信じています。私がこのブログのタイトルに「まなざし」という言葉を入れたのも、そんな一日の何にどう目を向けるかで心はいくらでも変えられると思っているからです。私の経験からだと、たいていは当たりまえの様相で、小さくてささやかな物事から救いの手が伸びてきます。だからこそ、今あるここから、この暮らしの中から、何ていうこともないそれをできるだけ見つけ出して、「よかったなあ」「ありがたいなあ」と喜べるようにして生きていきたい。平凡で単純な私が見つけられたようなことは、きっとみんなも同じように見つけられる、わかってもらえると信じて書いています。
それでも、生きているといろんな辛いことや困った問題が起きてきて、ついつい、物事の悪い面ばかりを見て、喜びや感謝をひとつも見つけられない自分に、文章が書けなくなる自分に、ひどくがっかりすることがあります。そういう時に、薬のように読む本がこの2冊です。有名人との会食、珍しい体験、遠いところへの旅行、特別な何かを経験しなくても、街角でちょっと見聞きしたこと、読んだ本、家族や友人たちとの会話、散歩での出来事、そんな日常のささやかな出来事の中からでも、その人らしい人間性で素敵な発見はできて、読む人の心をお茶を飲み干した時のようにほっこりさせるものが書けるのだと気づかせてくれます。読後はいつでも初心を思い出して、自然と微笑んでいる私がいます。


※追記(11/10)
この手の本は日常のスケッチがいくつも収められているので、どこからでも手軽に読めますが、逆に言えば、読んだ直後こそ「なるほど」「いいなあ」と心が和んでも、2、3日経てばすぐに忘れてしまう、読み応えがない、などと思われがちです。でも、私が書いたようにこれらの本はまさに一杯のお茶、日常の中でのひと休みです。一杯のお茶をゆっくり頂いて満足すれば「さあ、また今日の自分をがんばろう」「よりよく暮らそう」と元気を取り戻せます。それが一杯のお茶がもたらすひと休みの効用。「さあ、あなたの暮らしの中へどうぞお帰り下さい」という力を私はいつでも素敵だと感心しています。
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by zuzumiya | 2012-11-05 14:39 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)
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