暮らしのまなざし

ももちゃんとの日々

ももちゃんはあれから(9月26日の病院以降)虫を出していない。
虫の形状が“もやし”に似ているため、娘がふざけて「ももは“もやし”を輸出しないねえ。仕事しなくていいの?」とか「“もやし”工場生産中止!」とか言って笑っている。気持ち悪い虫を目にしなくなったのはうれしいが、虫がすべて腹の中から出切ったのかどうか心配だ。ドライフードしか食べさせていないのに、1週間経った今も便は柔らかめである。シロップの薬のせいか、はたまたドライフードのせいでよく水を飲むので便が柔らかいのか、まだ虫が悪さをしているから柔らかいのか、原因がわからない。
薬を飲みきり、病院へは1ヶ月後、便を持って行くことになっている。
病院といえば、面白かったのが正式名称じゃないが通用する“通用語”の存在。
「先生、“カリカリ”はいつも置きっぱなしにしているんですけどいいですか?」
「そうだな、しばらくは“カリカリ”と水だけでいいよ」
この“カリカリ”という言葉、正式には“ドライフード”である。
大の大人が真顔で“カリカリ”“カリカリ”と言い合って、意思疎通ができていることが、ふと面白くなってしまった。
こういう、どうでもいい些細なことに気づいて立ち止まってしまうタチなので、いつでも悩ましい疑問が湧いてくる。動物病院にはキャリーでペットを連れて行くが、あのキャリーは床に置くべきなのか、椅子の上に置いていいのか、どちらが正しいマナーなのかがよくわからない。私は人間が座る椅子の上には何となく置くべきじゃないように思えて、犬猫の毛がふわふわ舞っている、もしかしたらノミがいるかもしれない不安にかられながらも床に置いていたが、看護婦さんが来て、簡単な問診の末に椅子の上に置いて行った。人も少なかったのでそのままにしたが、本当はどうなのだろう。いけなかったのかいいのか、今でも気になってしょうがない。最近の風潮では、ペットはコンパニオンアニマル、家族の一員という格上げ状態なので、「床に置くなんてもってのほか!」と憤る飼い主の方もいるかもしれない。そう思うと、わからなくなるのである。
                  ※
ももちゃんは猫だが、犬のような性格である。
そういう猫が存在することに驚いている。動物にも性格ってあるのよねえ。
呼べば飛んでくるし、玩具の投げっこをしても、必ず銜えて戻ってくる。そんでもって、ぽとん、と足元に落とす。また遠くへ投げると、また銜えて戻ってくる。5回に1回はすぐに投げられるのが面白くないらしく、自分の陣地(爪とぎの置いてあるマット)へ持って行く。しばらくひとり遊びして、こちらが「もう遊ばないんなら、行っちゃうからね」と腰を上げかけるとあわてて、銜えて持ってくる。そういうところがなんとも可愛い。
                  ※
ももちゃんは今、洗い物に非常に興味を持っている。
台所で水音がしだすと必ず私の背中に駆け上ってくる。肩まで這いあがって、襟巻のように伸びて流しの中を覗いている。爪を立てて勢いよく上るので、正直言ってものすごく痛い。だが、我慢をして上り切ってしまえば、襟巻みたいにべったりくっつくことができる。猫というのは自分から「撫でてもいいよ」と寄ってくる時しか、撫でられるのは基本的には嫌いな動物なのである。べったりくっつくなんていうのは、まず、うざがられてしまう。だから洗い物の時は、あの温かい毛むくじゃらにめいっぱい触れられる絶好のチャンスなのである。それに、ももちゃんの小首を傾げて、真剣に見つめているその後ろ頭がまた可愛くて、幸福な気持ちにさせられるのである。最初に面白がって許していたら、いつの間にか私の背中は引っかき傷だらけになってしまった。爪は切ってはあるのだが、上るときに踏ん張るのでどうしようもない。最終的にはタオルを美容院のように肩掛けして洗い物に臨んでいる。
今現在、ももちゃんは私の机の上、パソコンと壁の間の非常に狭いところで、白熱灯に照らされて暑いし、眩しいだろうに寝ている。ときどき、後ろ足が伸びてきて、デリートボタンを押しそうになる。「何もそんなところで…」と苦笑してしまうが、ももちゃんはその出自がために淋しがり屋なのだ。飼い主はそんな可愛くてちょっと切ないももちゃんのことばかりブログに書いているのだよ。
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by zuzumiya | 2012-10-01 19:01 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(2)
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Commented by 32歳OL at 2012-10-03 12:32 x
ももちゃん、かわいいですねぇ。
猫は、飼い主をお母さんだと思うらしいですが、zuzumiyaさんをすっかりお母さんだと認識したみたいですね。
回虫は、虫の中でもまだ軽いほうだと聞きますが、油断は禁物ですね。
ご飯は、ダラダラ食べる癖がつかないように1回1回さげてあげるのがいいらしいんです。

猫は水が嫌いといいますが、うちの猫なんかは風呂場に飛び込んで、男気を試している1匹がいれば(どこまでお湯に近づけるか毎回試してるらしい)もう一匹は絶対近づかないので、これは多分個性ですね。

ノミについては、フロントラインがネットで買えるので、それを原則月1回、肩甲骨のところに落としてあげると大丈夫ですよ。
他の製品も出てますが、フロントラインが一番オススメです。

私の足も引っかき傷だらけ(苦笑)
でもかわいくて許しちゃうんですよね。
猫ママライフ、お互い楽しくやりしょう!
Commented by zuzumiya at 2012-10-07 16:46
コメント、いつもありがとうございます。ほんとに私のことを母猫と思っているらしく、どこへ行ってもついてくるのでびっくりです。下痢が治ってからは、肩に乗ると体が重くなってきたのがよくわかります。うれしいんだけど、大変で(苦笑)。バイオハザードを見るのが好きな変な猫で、我が家では“バイオニャン”と呼んでいます。

ふだんの暮らしに息づいているたいせつなもの、見つめてみませんか?
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