暮らしのまなざし

てんやわんやで育猫ノイローゼ

毎日、一匹のやんちゃな仔猫に朝から晩まで翻弄されている。
疲れた。もうノイローゼになりそうだ。

家事が一段落ついて、ソファにひっくり返って本を読む。
猫のももちゃんは、食卓の足元の狭いところで実に器用にねずみの玩具でひとり遊びをしている。しめしめと思って気を抜いていると、何を思ったのか、いきなりソファへ突進してくる。ハッと顔を上げると同時に、ものすごいスピードで私の体を足先から駆け抜けていく。最後のジャンプの足がみぞおちにくい込んで「うげっ!」となる。アイタタタ…。
すると、頭の脇にぽろんと緑色のねずみが転がってくる。

ゴム紐の先にねずみの人形がついてる玩具。最初は面白いので喜んで遊んでやったが、最近は面倒くさくなって、タンスの引き出しの間に挟んでいる。ももちゃんが脇を通りかかった時に、思い出したように猫パンチをしてひとり遊びをするが、長くは続かなくなった。「ももちゃん、ほら」とゴム紐をびよーんと伸ばしても、申し訳程度にじゃれて、すぐに止めてしまう。こんなものではもう騙されないぞ、と言わんばかり。
「なんだ、いいのか、それならこっちも」とソファに本を持って寝っ転がると、「くぅ~」と拗ねたような、いかにもイラついたような声を出して、次の瞬間、いきなり狂ったように猛スピードで走って息子の部屋に消える。仔猫のくせにその後ろ姿は野生のヒョウに見える。「もう、なんなんだよ」と思って見に行くと、部屋の戸口で私の足の間を黒い影がすり抜ける。部屋を見ると、私が買ってやったハウス(家の形をした可愛いねぐら)の屋根が見事につぶれている。「ももちゃん!」と振り返ると、ソファの背で、ももちゃんは身をかがめ尻を振り、目はらんらんと輝き、既に攻撃体勢にある。これで私が次の瞬間、身を翻したらその途端ものすごいスピードで走ってきて、彼女は私の足に一発猫パンチをかませ、一挙に窓枠まで走り上がるのだ。

ももちゃんは、執念深い。
海鮮味のカップヌードルを食べるのに、テーブルに乗ってきて下りてくれない。我が家のルールでは人間が食事しているときはテーブルに乗らせないことにしている。
何度言っても、怒っても、またテーブルに乗ってくる。好物の“カマカマ”(たらの削り節のようなもの)をやって、あわててかき込むが、向こうが先に食べ終わってしまう。そして、すぐにテーブルに乗ってくる。えんえん繰り返されて、はたと気づいた。
「そうだ、猫の真似をしてみよう」
麺をほおばりながら、「う~」と唸った。ももちゃんはあんまし、ひるまない。やっぱり近づいてこようとする。もう一回、もっと大きな声で「う~」とやる。口からは麺がすだれに垂れている。そして、今度はすかさず「シャア~」と怒りの顔をやると、ももちゃんは「え?」という顔をした(ように見えた)。
もう一度猫になりきって「シャア~」とやって、顔の横に両手を広げて見せた。そしたら、効果てきめん! ももちゃんは、すごすごとテーブルを下りて、そばの白椅子に丸くなった。
最後にこちらを振り返った目がちょっと悲しそうで、信頼を得たのにもしや裏切ってしまったか、と不安になった。が、夕飯時、また懲りずにテーブルに飛び乗る姿に、ほんとにもう、げんなりした。

どうして、ももちゃんは人間の集中を邪魔するんだろう。
iPadを開けば、わざわざ乗ってきて、いつでも画面が大きくなってしまう。先日はiPadに両腕と顎を置かれて、さらに寝られて、画面がまったく動かせなくなった。
今もパソコンに乗られて、数字の2が22222…とえんえん続いてしまった。もうこれで気がつかれてしまったので、ブログはおしまいにしなければならない。今は夜中の”荒くれタイム”。
明日も子育てならぬ仔猫育てで疲れるんだろうな。ももよ、早く落ち着いてくれ。マジ、猫のことばっか。
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by zuzumiya | 2012-09-20 00:08 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)
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