暮らしのまなざし

ヘルタースケルターを見てきました!

昨日、ついにヘルターに行ってきました!
女優には「この役は私しかできない!」っていう「ここぞの役」があると思います。
「と思います」と書きましたが、ほんとはすべての女優さんにそういう役が用意されているわけではないんでしょう。そういう役が回ってくること、巡り会えること、それこそが幸運。
人は年をとって容貌が変わっていってしまうから、「いつか必ず巡り会えるはず!」って思いながら、自分を奮い立たせながら、待ってることはほんとに辛いだろうと思います。特に女優は…。
でも、若い時はぜんぜん売れなくても、年をとってから引っ張りだこになったなんていうおばあさん女優もいるので、物事は諦めないこと、ただよく生きていくことに尽きるんでしょうね。

沢尻エリカは、ほんとうにいい役をゲットできました。
今回、沢尻エリカしかできない、沢尻エリカのための映画っていうカンジに仕上がっています。
原作の漫画を読んだばかりの夫は「モデルの役なら、沢尻もっと痩せないと…」とかなんとか言ってましたが、私は濡れ場のためにはある程度の肉付きが必要だと主張しました。
太ももが太ももしてないといいシーンは撮れないと思います。モデルは痩せすぎ。
枯れ枝のような女を抱きたがる男はいないし、画にもなりません。色気や艶気はある程度の肉付き、丸み、ふくよかさがないと醸し出せないんじゃないでしょうか。なんて、男みたいですが(苦笑)。

りりこの気性の荒さや気位の高さ、沢尻エリカそのまんまの感じで出ていました。
赤を基調とした映像はもちろん、花、羽毛、バタフライ、カラフルな錠剤など、小物づかいも「さすが蜷川作品!」って感じで惚れ惚れしました。音楽も水族館で流れたサティもどきのピアノなんか、とても美しくせつなげでよかったです。あのシーンだけは白が基調で、過剰さと毒々しさが抜けて、特にピュアでしたね。運命の二人の出会いだもの。とてもよくわかります。

見終わって、すぐさまもう一度見たくなりました。
その見たくなる気持ちというのは、映像美として蜷川監督が趣向を凝らしたセットやライト芸など細かな確認をしたいな、ということと、やっぱり、一人の女の子の激しくて哀しい生の孤独を、もう一度追体験したいという気持ちです。沢尻エリカの武器のひとつは、いくつになっても、泣いたら鼻が赤くなるところではないでしょうか。

何度も映る夜の東京タワーがよかったです。「やっぱり、東京は東京タワーなんだよな」と納得しました。
東京タワーのあのオレンジの光は、まるで誘蛾灯。あの光には東京の欲望と孤独の両方が溶けている、そんな気がします。
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by zuzumiya | 2012-07-24 15:09 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)
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