暮らしのまなざし

人生は信じた者勝ち!

24日の昨日、ついに講演会が終わった。
去年の暮れぐらいに思いついて、正月早々、館長へのメールで「どうしても、やらせて下さい!」と嘆願し、一か八かの編集部へのメールから始まって、先生へ想いを込めた長い手紙を送りつけ、電話による幾度もの話し合い、本読み、チラシ、ポスター、ブックリストの製作、頭を下げての宣伝など、契約社員のぺーペーの私が一任されて、なんとか半年かけて開催にこぎつけた講演会だった。
会場の後ろから、集まった人たちの後ろ姿を見ていた。
親子連れ、夫婦連れ。おばあちゃんも一緒のところもある。
そうかと思うと、母親がいずに父親ひとりだけ(!)のところもあるし、父親が子どもを二人連れてきて、足元で遊ばせながら聞いている家もある。よちよち歩きの幼子を追いかけながら、座るとぐずる赤ちゃんを立って揺すぶりながら、先生の言葉をひと言も聞き洩らすまいと全身を耳にしているお母さんたち。
その先には御年67歳の先生が、立ってマイクを握り、人生でつかんだ伝えなきゃいけないことを一生懸命身振り手振りで力強く話している。
この会場のすべての光景をただ後ろから見つめているだけで、先生の知名度のすごさのおかげがあっても、それでも私の言葉を信じて足を運んでくれた人が少なからずいることに、感激屋の私はもううれしくって、ほんとうにありがたくって、涙が込み上げてきてしょうがなかった。何度も後ろを向いては涙をぬぐった。
先生が「17年間、講演を頼まれやってきましたが、こんなに丁寧に私の本を読みこんでブックリストを作ってくれたところはなかった。熱い人です」と言って、私の名を呼んで、皆の前に立たせてくれた。
「熱い人です」の言葉に、これ以上ない誉め言葉に、涙が出てしまってなんと挨拶したのだか忘れてしまった。
最後の締めの言葉の後も館長から呼び寄せられて、また前に立ったが、今思えば「穴があったら入りたい」ぐらいに恥ずかしい言葉なんだけど、「みんな幸せになればいい」なんて口走ってまた涙してしまい、私が泣くもんだから、会場までもらい泣き状態になってしまい、そのあと、図書館の児童担当の、子育てするお母さん、お父さんに対する「味方であること」の想い、いつでもいっしょにそばにいるよという気持ちを伝えてなんとか乗り切った。
感激屋の私は帰り際、挨拶にきてくれた顔も名前も知らない夫婦といきなりハグし、父親と笑ってかたく握手し、頑張ろうと両手に作った握りこぶしを振りかざし、赤ちゃんを抱きっぱなしで2時間以上も聞いていたお母さんの背中をたたき、「またね」やら「しあわせにね」やら言って手をふり、今考えると「何熱くなってんだ?」なんだけど、みんなと「親であること」のいかんともしがたいせつなさやら苦労やら諸々の気持ちが通じ合えた気がして、感謝の気持ちと「みんな頑張れよな」の気持ちをただ素直に伝えたくて、あんな変な行動に出たんだと思う。熱すぎるぜ。

終わりに先生が「ハグしましょ!」と私を呼んで、かたくかたくハグをした。
館に帰り、同僚がアンケートの感想の中に私へのエールの一文を見つけて驚いた。うれしかった。
9月には実は図書館を去るけれど、私らしい仕事ぶりだったと思う。人と人とをつなげられた、と思った。
そのためには熱意と誠意。それしか、ない。自分が信じたからこそ、そうなれたんだと思う。
便乗して先生にサインしてもらった本には「人生は信じた者勝ち!」と書かれていた。

みんな、ほんとにありがとう!
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by zuzumiya | 2012-06-25 11:54 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)
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