暮らしのまなざし

教師と教え子

仕事は好きだ。
今、抱えてる講演会の仕事は、自分がいちばんやりたかったことであり、尊敬し、信頼し、人間としての情愛も感じている特別な先生とのタッグである。やりがいがあり、面白くないわけがない。
でも、先生とのあまりに密接な信頼関係が周囲に壁を作ってしまったのか、職場での私の仕事ぶりは実に孤軍奮闘だ。時に、判断に迷うことがあっても、ボケててすこんと抜けていても、誰も「○○じゃないの?」と指摘してはくれない。そこまでしっかり任されているといえばそうだし、贅沢といえば贅沢なんだが、ほんのちょっとだけ、寂しいときがある。

私はリーダー向きじゃない。一番手より、二番手が気が楽だ。
二番手のフォローが自分にはいちばん向いてるように思う。
なぜなら、優柔不断だから。
一度でバシッと決められたことがあんまりない。いや、正確にいえば、心の中では直感的に決まっている。
でも、周りの人の気持ちを必要以上に考えてしまう。「この意見をこのまま通したら大変だよな」とか、「迷惑をかけちゃうよな」という心理が働く。
それでもって、「そうかもなあ」って人に同調しかける。で、いったんお開きになってから、夜にくよくよ悩む。

ああだ、こうだと悩んで、最終的には「いや、いちばんいいのはやっぱりこうだ!」と、当初の自分の直感に従うことになる。なんでこういうぐるぐるの時間のロスがあるのか、自分でもほんとに落ち込む。
反対意見があろうと、担当だったり、リーダーなら、一度でバシッと決めろよって、もう一人の自分がウスノロの自分を叱る。

昨日も夫に「ああ、実に今、孤独だ」と素直にこぼしたら、
「それは相談?それとも愚痴?どっちかはっきりしてくれ」とバッサリ切り捨てられ、「なんとまあ、冷たいこと!」と目を丸くした。
長年、夫婦をやっていると、「孤独」だとこんなにはっきり素直に吐露しても、スルーされるんだからな。
「共感性」はどこへ消えた?

占いによると、9歳年上の夫と私は前世では教師と教え子の関係だったという。
たしかに夫はできの悪い私を常に教え、諭してきた。
「はいはい、ごもっともです。正論です」と腹の中で何度思ってきたことか。


尊敬する講演会の先生は著書でこう書いている。
「一般論なら隣の旦那でも言える」と。
これって、多くの妻たちがコックリとうなづくところだろう。

教師と教え子なら、「そんなら、もういいかげん卒業させてくれ!」なんて、思ったりする。
でもね、卒業しても、どこも行くところがないニートみたいなもんなんだけどさ(苦笑)。
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by zuzumiya | 2012-05-18 20:58 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(0)
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