最近は、こんなこと考えてる。

自分が人に嫌われるってこともあるんだと、はじめて気づいたのはいつ頃だったか?
小学校の時ぐらいだったかな、きっと。女の子同士のグループの派閥争いみたいなやつだったんだろう。それからこのかた、大人になった今だって、仕事上でも、こうやってネットにも書いてるから、ネット上でもそりゃいろんなこと言われてんだろうな、ぐらいはわかってる。すべての人に好かれるなんてことはできない。そりゃそうだろうけど、そういうことはあんまり考えないで生きてきた。どうしたって人を憎みきれない方なんだ。文章を書いたり、絵を描いたり、何かを表現しようとする人間って、そうなんじゃないかなって思う。

でね、最近はあんまり人に嫌われるとかでは落ち込まなくなった。
人を嫌ったり、憎んだりする負のエネルギーって、やっぱり相当疲れると思うんだ。
嫌な気分どころじゃなく、確実にその瞬間はその人は幸せじゃない。
幸せになる方法は他にもたくさんあるのに、そっちを選べないんだって思う。
何かを「やり返した!」つもりで、必死に孤独に戦ってる…。ほんとに可哀想だ。
なぜわかるかって? 
自分もずいぶんと長いこと、母親を頑に恨んできたから。
恨み続けることで、自分の存在価値があると思って生きてきた。
幸せになってのほほんと笑ってるようじゃ、あの悲しみをあの辛かった思い出を忘れちまうじゃんかって。そんなことしたら、あの時ひとりで泣いていた自分があまりにも可哀想すぎるって、ムダになるって、そう思い続けて生きてきたから。
自分で自分を幸せにさせることをまず許さなかったんだな。厳しいもんだよ。

でもね、いつかはきっと、ちゃんとわかる時がくる。
それは、一緒に生きてくれた誰かのおかげかもしれないし、もしかしたら、そういう人は現れなくても、長い長いあまりにも孤独な時間というものが、今度は助けに転じるものかもしれない。
恨むこと、憎むことの精神力はやっぱり長続きしないように、負けちゃうようにできてるんだよ。幸せになりたい、安心したいんだっていう、本来人間が生きていくのに持つ素直な正しい欲求には、かなわないんだよ。
私はそうだった。
ほんとに、そうだったんだ。
だから、もう誰も恨んでいない。

それから、もうちょっと現実の話に戻して、自分も含めてあらためて考えてみると「あの人何だか好きじゃないなあ」って反発して思う人って、自分には絶対ない何か、たとえばいいもの(尊敬できるもの、憧れるもの)でも、悪いもの(軽蔑しちゃうもの、人間として許し難いもの)を持ってる人なんだ。だから、無視できない。目の端にちらつく。
箸にも棒にも引っ掛からない無関心な人じゃないんだ。
で、悪いものを持ってる方の場合は、おそらく自分からはその人を遠ざけていくもんなんだ。相手が鈍感で自分に近づいて来るときだけ「やっぱ、この人とはことごとくダメだわ」ってなる。でも、自分にはないいいものを持っていると無意識に感受しちゃった場合は、その裏返しで僻みや嫉みが入って、「妙に嫌い、なんだか鼻につく」っていう感情が自己防御で生まれてくるんじゃないかと思う。
たとえ、人の悪口がまわりまわって耳に入ったとしても、「なんかあの人、私にだけ冷たいし、攻撃的だよなあ」と思えても、落ち込むことなんてしなくていい。
自分のなかにどういうわけかいいところがあって、それが見えちゃって、羨んでくれてるんだろうなと、鷹揚に思っていればいい。
そうすることで、かなり人に対しては慈悲の心になれると思う。
[PR]
by zuzumiya | 2011-09-21 20:06 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://zuzumiya.exblog.jp/tb/13652216
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by うさぎ二匹 at 2011-09-22 22:14 x
うーん、やっぱり時間がたつからこそ許せるようになるのではないでしょうか!?
私の場合はそんな気がします。

私も親に対して負のエネルギーに力を注いできましたが30年かかってやっとその感情が解放されました。

うまく表現できないのが歯痒いですが、今日の記事、深く心に残りました。
Commented by zuzumiya at 2011-09-29 18:38
コメントありがとうございます。
仕事で読むべき本をたくさん抱えていまして、何かパソコンに向かっても「こんなことしてるより、本を読まねば」という気持ちになって、自分のブログを書くことに後ろめたさがあって、返信が遅くなりました。すみません。
30年かかって解放されたとのこと、よかったですねえ、なんて月並みなことしか言えなくてこれまたすみません。
うちの母は夫に死なれたばかりなのに、またもや恋愛に突っ走っているようで、さすがに恋多き女、またもや私の負のエネルギーがふつふつと湧いてくるようなのですが、慈悲の心、憐れみの心と自分に言い聞かしております。


ふだんの暮らしに息づいているたいせつなもの、見つめてみませんか?


by zuzumiya

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

※このブログの無断な転載はご遠慮願います。

最新の記事

男たちの話
at 2017-10-16 17:16
よだかがここにもいた
at 2017-10-15 17:15
休んでも忙しかったってどうい..
at 2017-10-10 21:37
ネコメンタリー、いいよ。
at 2017-10-09 16:00
フケ顔読書
at 2017-10-09 08:05

最新のコメント

検索

ブログジャンル

画像一覧