ほんとに私の日々にはいろいろある

今週は実に長かったなあ。選書会議に、選書&発注指示、新刊本の受入れ、書店への発注、会議の報告書の作成、お話会の手遊びのプリント作成、お話会、展示本の選び出し。通常業務に加え、盛りだくさんだった。毎日「今日を越えれば…」と思いながら、仕事をこなした。お話会と選書・発注指示が終わった土曜日の段階で、仕事帰りにローソンで好物の「なんこつつくねバー」にコーラを買って、東西線の駅のベンチでひとり食べた。
「自分へのごほうび」ってやつである。手にしているのがコーラだが、やってることはまさにオヤジだ。でも、ぜんぜん恥ずかしくない。「こんなんでハッピーになれるんだから、安上がりな女だなあ」とつくづく思い、そういう自分にひとり笑ってしまった。
いいのだ、幸せには変わりないのだから。
                   *
節電で温度設定が高めなので、館内で使ってもらおうと団扇を作った。
児童室の方は動物の絵を貼って可愛らしく仕上がり、子供やお母さんに好評だ。一般の部屋にも置こうと皆に呼びかけたが、各自の仕事に忙しくて誰も団扇に手が回らない。
それなら言い出しっぺの私が作ろうと「節電川柳」を書いた団扇を作った。
「飼い猫に教わる風の通り道」
「ステテコを流行服といばる祖父」
「ケチ妻が節電という大義もち」
「節電で薄着の妻に身も凍る」
とか書いて館長に見せたのだが、「品がない」と却下。
ムッとして、
「んじゃ、館長はどんなの作れるんすか?」と聞くと、
「ケチ妻が今年の夏は大ケチに」
と言い出したもんだから、「はあ〜?」
ひとつ年下の館長とは常にぽんぽんと突っ込み合う夫婦漫才のような感じなのだが、二人のやりとりを聞いていたあるスタッフが「それじゃ、私が作りますか」と言い出した。
次の日、なんと彼女は「団扇キット」なるものをわざわざ使って、きれ〜いに絵柄をPCで印刷した団扇をこれみよがしに作ってきた。
「作れるんだったら、このタイミングで作らずにもっとはやくやれよ、いやらしいな〜」
と内心思ったが、出来が素晴らしいので「こりゃ仕方がない」と自分のを引っ込めた。
こうやって間抜けな私はオイシイところをかっさらわれることが多い。
                   *
今日、帰宅途中の電車のなかで目の前に50代ぐらいの夫婦が座った。
二人とも首にお揃いのスカーフみたいなのを巻いている。今流行の首もとを冷やすスカーフだろう。日曜だから二人で買い物に行ってきたみたいだ。座って落ち着いたら、奥さんがバッグからポカリスエットを出して旦那さんへ渡した。旦那さんはひと口飲み、奥さんへ渡した。すると奥さんがそれを受けとってひと口飲んだ。そしてまた旦那さんへ渡し、旦那さんがひと口飲んだ。旦那さんはすぐに奥さんへ渡して、奥さんはまたひと口飲んでそして、旦那さんへ渡して…。
私はひと口ずつ飲んでは渡しあいっこする二人をねぼけまなこで見ながら、
「なんだか、やけに艶かしいなあ」と思った。
                   *
岡村ちゃんが本格的に活動を再開する。2枚組のセルフカバーのアルバムも出す。
コンサートもやる。ところが、そのコンサートがひじょーに高い! 7000円である。
更にドリンク代とかチケットの手数料とか別途かかる。稼がなければいけないのはわかるが、ちょっと価格設定、高すぎないか? 
一時期才能に惚れ込んだ人だったので応援しなければと思うのだが、エレカシの野音も控えている。どうしても天秤に(すみません、天秤座なもんで)かけざるをえない。そして、どうしたって私の場合、エレカシが勝ってしまう。
野音は昔、一度Aブロックで見たことがある。武道館もアリーナだった。JCBの挨拶と共にもうそんな奇蹟は起こらないだろうが(ほんとにあの頃はツイていた)、大切な思い出だ。宝くじに当たるよりほんと凄いと思う。当時、チケットを取ってくれた友人に今でも感謝している。全国ツアー後の野音である。チケットは取れるのだろうか…。
                   *
よしもとばななさんの『すぐそこのたからもの』を読んでいる。
子育て中のエピソードを散りばめた心あたたまるエッセイだ。息子さんのチビちゃんの言語感覚というか、ものの感じ方が凄すぎて、親ゆずりなんだろうなあと感心してしまう。
それから同じようなことを多くの親が子育て中に感じてはいても、「うれしいなあ」「楽しいなあ」「よかったなあ」でほんわか済ませてしまうところを、さらに一歩突き進めて「生きているって、こういうことなのかもしれない」「人を好きになるってこういうことなんだ」というところまで、きちんと辿り着けちゃうのがさすが作家さんである。
よしもとさんのそういう真摯なところが、私はいちばん好きなのだった。
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by zuzumiya | 2011-07-10 23:48 | 日々のいろいろ | Trackback | Comments(2)
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Commented by チョコ at 2011-07-12 22:25 x
はじめてコメントいたします。
エレカシ関連で検索し、たどり着きました。
思いがけず、岡村ちゃんの名前を目にするとは!
岡村ちゃんはリアルタイムでは小学生で聴かなかったのですが、
前回のツアーに行きました。
今回も行きたいですが、先行売れ行きは順調なようですよ。
エレカシ野音も、17年前に行ったっきりで、
今年は行きたい!と思っています。
17年前は、ご存知の通りCブロックは埋まってなかったように記憶しています。
座って聴いていました(!)
Aブロックでしたが、盛り上がらなかったな~。
今やチケットを取るのが難しくなっているなんて、
ちょっと聴いていなかった間に…という感じです。

素敵な文章、これからも書いてくださいね!
Commented by zuzumiya at 2011-07-13 20:00
はじめまして、チョコ様。コメント、ありがとうございます。
そうですか、リアルタイムで小学生とは!! 岡村ちゃんは私と同じ46歳になりますし、宮本くんは45歳です。eZという伝説の番組では一緒に特集されたこともあって、「え?」と思いますが、お互いの存在は知っていたでしょうね。岡村ちゃんも宮本くんも素晴らしい才能に恵まれたアーティストですが、当時からどちらも一部の人には「キモチワルイ」と言われるほどのアクの強さがありまして(笑)。岡村ちゃんは、セクシーを目指しているのにスマートにそうなれずに可愛いエッチになっちゃうし、宮本くんは怖いくらい正面切っての男!という感じでも実はすごいナイーブな面もあって。両極端のイメージの二人ですが、どちらも「男って憎めない可愛い存在だなあ」というのが感じられて好きです。どこかのCMのキャッチに「男ですみませーん」というのがありましたが、なんか女性心理としてはいいところをつかれてるなあと思います。俳優では竹中直人さんとか大好きなんですが、年上でも、シャイで可愛らしい面がある男性はいいですよね、ってなにゆえ男性の好みの話に? すみません、これに懲りずにまたいらして下さい。


ふだんの暮らしに息づいているたいせつなもの、見つめてみませんか?


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