短冊に見るドラマ

もうじき七夕です。今日、窓の外を軽トラックが荷台に大きな笹を一本積んで走って行くのが見えました。近くの幼稚園か保育所にでも届けにいくのでしょう。行った先の子供たちの笑顔を想像すると何とも微笑ましくなります。
我が図書館の児童室もすでに七夕飾りを始めています。色とりどりの短冊に書かれた願い事の数々。いちばん最初に吊るされたものが「被災地の人々に笑顔が戻りますように」だったことがとてもうれしく思いました。中学生の仲良しグループがよく勉強にかこつけてお喋りにきて困りものなのですが、彼女らにも短冊を渡すと恋愛トークに花が咲いてしまい、もう逆効果。「男子に見つかったらバレるからイニシャルにしなきゃ」とか「思い切ってキスしたいとか書いちゃえば?」とか、ああだこうだと大変な騒ぎ。でも、あの頃の気持ちが懐かしく思い出されて、つい、にこやかな顔になってしまい厳しい注意ができませんでした。後でこっそり見た短冊には「両想いになって、手がつなげるように」だったので、「なあんだ、こんな程度でいいのか」と吹き出してしまいました。
間違いを塗りつぶして必死に書いたひらがなの拙い短冊。「宿題が少なくなりますように」「テレビがもっと見れるように」「お菓子がもっとたくさん食べれるように」「サッカーせんしゅになれるように」…。いつの時代でも子供の夢は可愛らしいまま。
そして、毎年必ずどこかで見かけるものに、子供が自分のことより誰かのことを思いやるやさしい一文。「パパのからだがはやくなおるように」
胸がしんとなり、やがて暖かくなりました。小さな胸にこんな心配事を抱えて生きているのですね。私も願いましょう。パパのからだがはやくよくなりますように。
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by zuzumiya | 2011-06-20 11:07 | 日々のことづけ | Trackback | Comments(0)
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