翔く鳥が歩くとき

いつの頃からか鳥のモチーフに惹かれています。翔いている鳥のブローチにペンダント、机に飾る小さな置物、鳥の絵のついた栞、便箋と封筒、シール、メモ帳など。お店で見つけては思わず手に取ってしまいます。以前見たドラマで、翔く鳥の置物を気に入った女性は日々の生活にやるせなさを抱いていました。大空を舞う鳥の自由を心の奥底で求めていたのです。私も潜在的に彼女と同じ願望があるのかとふと考えてしまいますが、自分の翼で広い空をどこまでも飛んでいく伸びやかな姿は実に気持ち良さそうで、そして潔く美しいと思っています。人間はタンクと足ひれをつければ、海に潜って魚のように泳ぐことができています。でも飛行機やハンググライダーでなく、自分の腕に翼をつけて飛んでいくことはまだ出来ていません。だからでしょうか、人間は空に恋い焦がれ、翔く夢をいつまでも持ち続けています。
鳥といえば、霧雨の煙るなか、公園の芝生広場では鳥たちがせっせと餌を集めています。私が気に入って見つめてしまうのはムクドリ。声も姿もお世辞にも美しいとは言えない鳥ですが、とても愛嬌があります。少しおデブさんだから身体は重そうで、私が近づいて行ってもすぐに高く遠くへは飛んで行きません。そのおデブさんが見つけるたびにせっせとミミズや芋虫を口にくわえていて、餌場から離れるのが惜しいのか、飛び立たずに私の前を必死にお尻を振って歩いて行きます。その姿はとてもユーモラスで、可愛らしいです。公園にいる鳩なども、かなり人に慣れているせいか、後ろから普通に歩いて行っても飛び立たずに、ついには私と並んで平気に歩いていました。近くにある川から飛んでくる鴨の夫婦も堂々としたもの。散歩の犬にも怯えずに、歩き回ってひたすら食欲を満たしています。飛べるのに飛ばないでいてくれる鳥に出会うと、なぜだか少しうれしい気持ちになります。地上は危険がいっぱい、人間なんてとても信じられない、と思ってほしくはないのです。
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by zuzumiya | 2011-06-05 23:15 | 日々のことづけ | Trackback | Comments(0)
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