美術番組の音楽の効果

日曜日の朝は新日曜美術館をよく見ている。
いつだったかオルセー美術館の傑作選のときに、アンリ・ルソーの絵を見た。ルソーはさほど好きではないので、ふうんという感じで流し見をしていたが、「蛇つかいの女」というタイトルの絵を見たときはちょっと心が動いた。
いつでも感じてきたことだったが、NHKの美術番組、教養番組などでは実に音楽の選択がうまい。私の好きなブライアン・イーノの環境音楽などはよくかかったりもするのだが、このルソーの「蛇つかいの女」の時に何気なくかかった曲(クラシックだろう)があまりにその絵と合致していて、絵の良さを最大限引き出したために、ふつうならスルーしてしまう絵にぐっと引き寄せられたのだ。これは凄いことだと思う。
もちろん、絵の見方を示してくれる具体的なナレーションにも助けられてはいるが、なにより音楽のマッチングの絶妙さには毎回必ず感心してしまう。「この絵にはこの曲がいい」とひらめくディレクターの才の凄さ。絵につけて、絵をより深く味わうことのできる音楽を多くの楽曲の中から探しだすというのはかなりの知識とセンスと判断がいる。CMの世界にいたからわかるのだが、つける音楽によって映像はまるで変わって見えてしまうからだ。
絵の背後に流れている音楽にも一度注意しながら、この新日曜美術館を見てみてほしい。
とても感心するはずだ。
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by zuzumiya | 2010-11-29 09:44 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)
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