ルー・リードの『BERLIN』

a0158124_23515414.jpgDVDで借りてさっきちょっと見ていたのだが、やっぱりいいなあと思う。
2006年にニューヨークでやったライブ映像で、『BERLIN』発売からステージでは演奏されていないんだそうで、33年ぶりらしい。監督は『潜水服は蝶の夢を見る』のジュリアン・シュナーベル。
私は高校の時代にウォーホールやらヴェルヴェット・アンダーグランドを知ったが、ソロになってからの方が好きだ。特にこの『BERLIN』というコンセプト・アルバムはやたら暗いんだけれども、でも、妙に好き。
最初のSEのハッピーバースデイの大騒ぎからぽろんぽろんと気怠くジャジーなピアノが始まって、またそのメロディが暗闇に消えていく煙草の煙のようにせつなくて、このアルバムの先行きを静かに暗示していて、ルーが「in BERLIN」って、つぶやくように歌い出すところから、もうしびれた。
あの最初のひとことでノックアウトだったんだ。
私はルーの独特な歌い方が好き。歌うというより静かに語る、つぶやく感じ。
あの抑揚のないそっけなさがいい。
しかも渋くて落ち着いた声。冷ややかだけど、艶があって、それがエロティック。
そして舞台は頽廃と歓楽の街ベルリンときてるから、いい。
レコードは実家を出てから誰かに勝手に捨てられてしまったから、これからはルー・リードも何とかCDで買い揃えねばと思う。
久しぶりに高校時代の、あの一人ぼっちの夜の、うっとりした時間を懐かしく思い出した。

※アントニーとの「キャンディ・セッズ」が素晴らしくよかった。
※久しぶりに「The Bed」が聞けて、ほんとに泣きそうになった。それにしても繊細すぎる美しいメロディを作る人だよなあ。(28日/追記)
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by zuzumiya | 2010-10-28 01:13 | わたしのお気に入り | Trackback | Comments(0)
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