あなたに伝えたいこと
昔、一緒に仕事をしていた仲間が私にこう言ってくれたことがあります。
「たとえなにがあっても、しょうのさんを嫌うことはありませんから、だいじょうぶ」
今思い出しても、耳まで赤くなるくらい凄い言葉をかけてくれたものです。おそらくは、私にいい仕事をさせるため、うまいこと私をのせて走らせるためについてくれたやさしい嘘だと思います。でも、もう10年も前になる話なのに、今でもこうして忘れずに憶えていて、ときどきは思い出して「あの時はほんとうにうれしかったなあ」と微笑みながら、ひとえに感謝しています。
この有為転変の世の中において「なにがあっても変わらない」なんてことはあり得るわけがありません。ドラマでも映画でも言わないような、歯が浮くような気障な台詞です。
でも、今までも、たぶんこれからも、どんな高価なプレゼントよりも、言った端から消えていくこんな形のない言葉の方が私にはやっぱりうれしいんだろうなあ、とわかっています。なぜなら、この言葉には私がどんなにか無様に落ちぶれても、私のいちばんの私らしさ、いいところを憶えていて、世間の評判や目くらましにあっても、私を信じてくれる、そんなまっすぐな誠意と友情の情愛が感じられるからです。
何かと自己評価の低い私を励まそうとしてくれた瞬間的なやさしい嘘だとわかっていても、この言葉を言われた自分に自分がどこかで支えられ続け、誇りを持って前を向いて、あれからの10年を歩いてこれたような気がします。だから、嘘かほんとかの証拠や証明なんていらない。ただ、感謝したいのです。
「無様を見せても、情けなくなっても、いつだってあなたは私の大切な人だよ」
私にもそう伝えたい人がいます。何ができるわけでもない、具体的に助けてあげることもできない、ただただ遠くからこの気持ちを持ち続けてそっと見守り、応援することしかできない。でも、それだけでも人は十分だということも、わかっているのです。
「たとえなにがあっても、しょうのさんを嫌うことはありませんから、だいじょうぶ」
今思い出しても、耳まで赤くなるくらい凄い言葉をかけてくれたものです。おそらくは、私にいい仕事をさせるため、うまいこと私をのせて走らせるためについてくれたやさしい嘘だと思います。でも、もう10年も前になる話なのに、今でもこうして忘れずに憶えていて、ときどきは思い出して「あの時はほんとうにうれしかったなあ」と微笑みながら、ひとえに感謝しています。
この有為転変の世の中において「なにがあっても変わらない」なんてことはあり得るわけがありません。ドラマでも映画でも言わないような、歯が浮くような気障な台詞です。
でも、今までも、たぶんこれからも、どんな高価なプレゼントよりも、言った端から消えていくこんな形のない言葉の方が私にはやっぱりうれしいんだろうなあ、とわかっています。なぜなら、この言葉には私がどんなにか無様に落ちぶれても、私のいちばんの私らしさ、いいところを憶えていて、世間の評判や目くらましにあっても、私を信じてくれる、そんなまっすぐな誠意と友情の情愛が感じられるからです。
何かと自己評価の低い私を励まそうとしてくれた瞬間的なやさしい嘘だとわかっていても、この言葉を言われた自分に自分がどこかで支えられ続け、誇りを持って前を向いて、あれからの10年を歩いてこれたような気がします。だから、嘘かほんとかの証拠や証明なんていらない。ただ、感謝したいのです。
「無様を見せても、情けなくなっても、いつだってあなたは私の大切な人だよ」
私にもそう伝えたい人がいます。何ができるわけでもない、具体的に助けてあげることもできない、ただただ遠くからこの気持ちを持ち続けてそっと見守り、応援することしかできない。でも、それだけでも人は十分だということも、わかっているのです。
by zuzumiya
| 2010-10-04 19:56
| 日々のいろいろ
|
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by zuzumiya
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