とるにたらない小さな楽しみ、そしてちょっとした使命感
近所の授産施設で働いている職員のおじさん。施設の前の街路樹のハナミズキの根元で夏の初めからずっと朝顔を育てています。私が仕事に行く時間にいつも姿を見かけるのですが、ペットボトルで水をやったり、伸びた蔓先を歩道の柵にからめてやったりしています。朝顔をわざわざ公道で育てることにしたのは、きっと通りを行く人々の目を喜ばすためでしょうが、朝顔の花そのものより、毎日世話をしているおじさんの姿を見かける方がやさしい気持ちになります。最近ではハナミズキの幹を蔓が見事に這い上がり、覆い尽くしてジャングルになっています。その激しさがおじさんの美意識や思惑を越えてしまった気がして、見ているとふつふつと可笑しくなってきます。人が日々に望んでいる楽しみの、そのささやかなこと、可愛らしい充実。ふっと力が抜けてきます。とるにたらない小さな楽しみ、そしてちょっとした使命感で毎日は案外、幸せなのかもしれません。
※私はいま娘が夜店で釣ってきた金魚を育てています。口はきけないけれど金魚の目と見 つめあうとき、何か親しみの情が交流しているような気がします。
実際ものすごくなついてくれていますが、つい、水槽越しに「おまえたち、もう寝な」 などと話しかけてしまい、家族に笑われています。人の小さな楽しみは他人から見ると どこか滑稽なことのようです。
※私はいま娘が夜店で釣ってきた金魚を育てています。口はきけないけれど金魚の目と見 つめあうとき、何か親しみの情が交流しているような気がします。
実際ものすごくなついてくれていますが、つい、水槽越しに「おまえたち、もう寝な」 などと話しかけてしまい、家族に笑われています。人の小さな楽しみは他人から見ると どこか滑稽なことのようです。
by zuzumiya
| 2010-09-06 09:25
| 日々のことづけ
|
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by zuzumiya
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