贈られた約束

長田弘さんの最新の詩集『詩ふたつ』。そのなかの「人生は森のなかの一日」という詩に印象的なフレーズがありました。<わたしたちが死んで、わたしたちの森の木が天を突くほど、大きくなったら、大きくなった木の下で会おう。わたしは新鮮な苺をもってゆく。きみは悲しみをもたずにきてくれ。>こんなふうに親しみ深く呼びかけてくる言葉に出会うとき、不思議と優しい気持ちになります。「Yes」という気持ちでいっぱいになります。それはきっと言葉のなかに「約束」が贈られているのを感じるからでしょう。思うに「約束」という言葉は希望に満ちあふれています。叶えられるかどうかなど実は問題ではなく、その言葉が発せられたその瞬間から両者の間で「約束」は何よりも明日へ生きて行くための希望や支えや勇気となるのです。先のことは誰にもわかりません。その矛盾もあるけれど、だからこそ人は強き「約束」を求めて、希望の言葉を贈られたいのでしょう。

※長田弘さんの詩に負けない「約束の詩」があります。
<素晴らしい思い感じたなら 
 素敵な明日を垣間見たなら 
 光射す丘の上で その時は落ち合おう>
エレファントカシマシの『FLYER』。心を打つ歌詞です。「贈られた約束」を胸に希望を持って一歩を踏み出していく、そんな人の姿が見えてきます。
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by zuzumiya | 2010-07-29 11:02 | 日々のことづけ | Trackback | Comments(0)
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