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「われとともに老いよ」

これは庄野潤三さんの『野菜讃歌』の中に出てくる言葉で、ロバート・ブラウニングの詩の一行だそうです。庄野さんはこの言葉に惹かれていて、<では、誰に向かって「われとともに老いよ」というか?『ピアノの音』に作者とともに登場する私の妻以外にはあるまい。>と微笑ましくも書いています。年をとって醜くなっていく私は世の男性にとってはただのつまらない「オバサン」。でも「おたがいさま」と笑って許し、寄り添ってくれるのは、共に何十年も過ごしてきた夫という男しかいません。世の中に夫だけが若い娘から母親へ、そして老婆になる私という女の一生のほとんどを見つめ続けてくれるのです。そのことが時にとても頼もしく、有り難く、うれしいことに感じたりします。「われとともに生きよ」でなく「われとともに老いよ」。「老いよ」に込められた夫婦の絆の強さや歴史、互いをいたわりあう穏やかなまなざしまで浮かんで、こんなにも心惹かれるのです。

(今からできること)
※ミスチルの歌「しるし」には「いろんな角度から君を見てきた」「いろんな顔を持つ君 を知っているよ」という歌詞があって、いつでも心揺さぶられます。長い間、互いを見 ながら、少しずつわかりながら暮らしていくもの、それが夫婦なのだなあと思います。
※あなたが「われとともに老いよ」と言えるのは誰ですか? 
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by zuzumiya | 2010-07-22 22:39 | 日々のことづけ | Trackback | Comments(0)