暮らしのまなざし

のれんで風を見つける

以前に雑誌『クウネル』で、京都の「大極殿」という京菓子屋さんののれんが春夏秋冬にあわせて季節感のある柄にかけ替わるという記事を読みました。素敵なのは、祇園祭の頃から8月のお盆までかけられる白の麻地に大きな藤色の花の「朝顔」。それから空梅雨のときに女将が雨乞いの洒落をきかせてかける黒地に白く太いギザギザの「雷」。粋な遊び心にうれしくなります。我が家も夏は家中の戸を開けて、のれんをかけています。ベージュに青い小花柄の薄いインド綿ののれんがお気に入りですが、ふうわり揺れているのを見ると風を感じて気持ちが和らぎます。風鈴は微かな風を音で知らせて、のれんは目に見せてくれます。昔の人はほんとによく工夫して暑さをしのぎ、季節を楽しんでいました。いちばん好きなのれんのある風景は、散歩の途中で出会うレースののれんの向こうにテレビが鳴っていて、家族の夕餉の姿がちらりと見えたりするもの。何だか懐かしくなります。

(今からできること)
※のれんをかけて、風を見つけましょう。麻地ののれん、インド綿ののれん、レースのの れん。長さをはさみで切って調節できる細いヒモのれんも素敵です。
※「大極殿」の女将さんのように初夏、梅雨時、盛夏、晩夏と柄や素材を変えて楽しむの もいいです。「のれん歳時記」ですね。
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by zuzumiya | 2010-07-15 22:43 | 日々のことづけ | Trackback | Comments(0)
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